セブンイレブン/阪急阪神グループ「Sポイント」を2府4県2700店に導入
2018年05月08日 16:00 / 販促
セブン&アイ・ホールディングス、エイチ・ツー・オー リテイリング、阪急阪神ホールディングスは5月8日、関西2府4県で展開している「セブン-イレブン」約2700店で、関西エリアを対象とした共通ポイント「Sポイントサービス」を導入すると発表した。
5月14日から、大阪、京都、兵庫、滋賀、奈良、和歌山の「セブン-イレブン」でサービスを開始する。Sポイントサービスの対象カードを利用または提示すると、税抜200円に付き1ポイントを付与する。
電子マネーnanacoで支払いをすると税抜100円に付き1ポイントを付与するが、Sポイントサービスとの併用はできない。
阪急阪神グループの店舗では、基本的にSポイントサービスの対象カードを利用または提示すると、税抜100円に付き1ポイントを付与している。たまったポイントは1ポイント=1円として利用できる。
Sポイントは、阪急阪神グループ施設のほか、さまざまなScene(場面)で「たまる」「つかえる」Special(特別)なポイントシステム。
鉄道、百貨店、スーパー、ショッピングセンター、ネットショッピング、球場、劇場、ホテル、旅行など、これまでバラバラだった各カードのポイントが共通化した。
現在、関西エリアには、約2000万人、約860万世帯が居住しており、阪急阪神グループでは、関西エリアにおいて、約20種類のポイントカードを約750万会員のに発行している。
Sポイントは、これら多種多様なカードを結ぶネットワークとなる。
阪急阪神グループが提供するカードの中から、お客の生活スタイルに応じたカードを選び、そのカード1枚で関西エリアにおけるさまざまな生活シーンでポイントをためて、利用することができる。
Sポイントの対象カードは、現金や商品券、クレジットカード、電子マネーなど、さまざまな決済手段に対応しており、買い物の際、Sポイントの対象カードの利用、あるいは提示によりSポイントが貯まる。
セブン-イレブンでは、電子マネー支払い、クレジットカード支払いに対してのみポイントを付与しており、現金での支払いに対してポイントを付与するのは初めて。
Sポイントサービスの導入は2016年10月に発表しているが、レジシステムの変更など、システムの準備に時間がかかったという。
セブン&アイHDは、「関西における阪急阪神グループのブランド力を生かして、よりセブン-イレブンの利用者を拡大したい」とコメントしている。
なお、Sポイントサービス導入以外の阪急阪神グループとの取り組みについては、現時点で新たに決定した事項はないという。
■Sポイント
https://www.s-pt.jp/
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