丸井/月額制給水サービスの実証実験スタート
2020年09月28日 11:00 / 販促
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丸井グループは9月28日、カフェなどの店舗でマイボトルに給水ができる月額制サービス「Q-SUI(キュースイ)」の実証実験をスタートすると発表した。
Q-SUIとは、ウェブサイトの専用ページで加盟店を検索し、好きな店舗でマイボトルに給水ができる月額550円(税込)のサービス。給水スポットとして登録されているカフェなどの店舗で、浄水フィルターを通した水道水やフルーツウォーターなどが給水でき、また、利用によって削減できたペットボトルの本数を見える化できるサービスとなっている。
「Q-SUI」には、良質( Quality)な水をすばやく( Quickly)くめて、地球を救うための給水サービスという意味が込められている。
サービスは、渋谷、新宿エリアを中心に、「Q-SUI」がめざす世界に共感した約40店舗の加盟店とスタートする。環境問題やサステナビリティへの関心が高く、すでに独自の取り組みを行っている加盟店も多い中、「Q-SUI」はそのような加盟店とお客の新たな出会いのきっかけにもなるという。
グループは、将来世代を含めた、すべての人が「しあわせ」を感じられる社会の実現に向け、地球と共存するサステナブルな取り組みを進めている。「Q-SUI」もその取り組みの一つ。
一人ひとりがほんの少し習慣を変えることで、環境問題に対し大きなインパクトを与えることができる行動として注目したのが「マイボトル生活」だった。
外出先でのどが渇くと、当たり前のようにペットボトル飲料を購入することがあるが、その時欲しかったのは飲料であってペットボトルではなかったはず。この気づきから、楽しくマイボトル生活を続けられるサービスを提案することで、不要なペットボトルを減らす手伝いができるのではないかと考えた。
グループが行ったお客アンケートでは、約8割がマイボトルを所有しているにもかかわらず、そのうちの約6割は日常的に使用していないことが分かった。
その理由として、マイボトルが「荷物になる」「重い」「外出先で給水できない」などの悩みが挙がった。
「Q-SUI」はこうしたお客の悩みの解消につながるよう、「必要な時に必要な量だけ安全な水を得られる仕組み」を提供し、より多くのお客に「マイボトル生活」を楽しんでもらえるサービスとして発案した。
外出先での給水を可能にすることで、携帯する水の量を最小限まで減らすことができ、マイボトル使用時の負担を軽減する。
サービスについてお客に意見を聞く中で、「無料だと、気後れしてしまって利用をためらう」といった声が多く聞かれた。そこで、お客が気後れせずに給水体験を楽しんでもらうため、「Q-SUI」は有料のサービスとし、日常生活の中で気軽に給水できるよう、月額定額制にした。
お客から得た月額料金は、サービスの利便性向上やウェブサイトの充実に活用する。
グループは今後も、お客と共に、楽しみながら環境負担低減につながるサービスを創出し、地球と共存するサステナブルな取り組みを進める。
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