ローソン/介護拠点併設型店100店に拡大、栄養相談にも対応
2018年08月01日 17:40 / 店舗レポート
千駄木不忍通店の全体の店舗面積は約370m2で、うちローソンの売場面積は約260m2、調剤薬局は約30m2、介護・栄養相談窓口は約13m2、サロンスペース(イートイン)約23m2を展開する。
ローソンでは、健康志向や高齢化社会に対応するためにOTC医薬品の販売を強化した生活サポート型のコンビニエンスストアモデルとして「ヘルスケアローソン」を展開しており、千駄木不忍通店もヘルスケアローソンの取り組みを導入している。
通常のローソンの取扱いアイテム数は約3500アイテムだが、ヘルスケアローソンでは、OTC医薬品や化粧品・日用品などのドラッグストア商品、調理済みの介護食や介護の際に使う日用品をそろえ、約5000アイテムを展開している。
ドラッグストアを意識した品ぞろえとして、化粧品を強化したほか、洗濯用洗剤・柔軟剤、女性用ストッキング、健康食品、ペットフードなどを展開する。
絆創膏の品ぞろえを拡大し、ガーゼの取り扱いをするほか、サプリメントの品ぞろえも強化している。
歯ブラシや男性用整髪料なども豊富に品ぞろえすることで、ドラッグストアと同様に豊富な品ぞろえの中から商品を選べる売場を提供する。
ケアローソン独自の品ぞろえとして、冷凍食品の介護食「あいーと」も販売する。あいーとは、イーエヌ大塚製薬が販売する介護や噛むことが難しい人のための食事で、具材の見た目はそのままで、舌でくずせる柔らかさが特徴となっている。
竹増社長は、「OTC医薬品の販売は、ローソンで昨年600人の登録販売者を確保しており自社でも積極的に取り組んでいく。ただ、薬剤師が必要となる調剤薬局やケアマネジャー・介護相談員、管理栄養士などの専門家が必要となるサービスは、外部企業と連携して提供したい」という。
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