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ビオセボン/駅構内「明治神宮前メトロピア」に小型店、デリカ強化

ビオセボン・ジャポンは7月26日、東京メトロ千代田線・副都心線「明治神宮前(原宿)」駅構内の商業施設「明治神宮前メトロピア」に、オーガニックストア「Bio c’Bon(ビオセボン)明治神宮前メトロピア店」をオープンした。

<ビオセボン明治神宮前メトロピア店>
ビオセボン明治神宮前メトロピア店

駅構内への初出店で、店舗面積87.93m2の小型店をオープンした。ビオセボンは、2008年にパリで創業しヨーロッパで140店以上を展開するオーガニックストアで、日本では2016年12月に1号店「麻布十番店」を出店し、今回が13店目の出店となる。

<岡田社長>
岡田社長

岡田尚也社長は、「日本ではまだ一般的ではないオーガニック食品を日常的に使ってもらうために、駅構内という通行量の多い立地へ出店した。駅構内であり、弁当・惣菜といった即食ニーズが強いを強化した。一方で、小型店のため、展開する商品を絞り込んだ。ビオセボンらしさを表現できるカテゴリーとして青果、ナッツの量り売りを導入した。一方で、グロサリー、デイリーは商品を絞り込んだ。冷凍食品とアイスクリームは今回はカットしている。標準店を単純に縮小するのでなく、商圏に合わせて仮説を立て、店舗ごとに柔軟なMDを構築したい」と語る。

<入口に野菜コーナーを配置しオーガニック訴求>
入口に野菜コーナーを配置しオーガニック訴求

ビオセボンの標準的な店舗面積は約260m2で、取り扱いアイテム数は2500、商圏は500m圏で1万人・6000世帯以上を想定している。メトロピア店は、標準店の半分以下の面積であるため、取扱アイテム数を約1500アイテムに絞り込んだ。

輸入グロサリー650(商品構成比43%)、国内グロサリー300(20%)、ベビー用品・化粧品のウエルネス200(13%)、デリカ120(8%)、野菜130(9%)、量り売り31(2%)、デイリー70(5%)を展開する。狭小店舗のため、店内厨房の設備はなく、アウトパック商品でデリカ商品を調達する。

<店内中央に平オープンケースでデリカコーナー展開>
店内中央に平オープンケースでデリカコーナー展開

2016年12月にオープンした1号店「麻布十番店」から、2018年10月にオープンした5号店「碑文谷店」までは、路面店形式で出店していた。2018年11月にオープンした6号店「東武池袋店」は、初めて百貨店内に出店した小型店で、店舗面積は約110m2となっている。

東武池袋店が好調なため、2019年3月には小田急百貨店藤沢店内に、百貨店内の2号店となる「小田急藤沢店」(10号店)を売場面積約145m2で出店している。メトロピア店では、百貨店内に出店した小型店舗のノウハウを活用した。駅構内という立地特性から、客数は全店1位となるが、買上点数が低くなるため客単価は最下位になると予測している。

<店舗後方に飲料を配置>
店舗後方に飲料を配置

店舗入口から見える店舗奥の壁面には冷蔵ケース配置し、購買頻度が高い飲料を並べた。視認性が高く店舗の奥にある場所に、マグネット商品を配置することで、店内へお客を誘導する。

<発芽シリアルを使用した菓子>
発芽シリアルを使用した菓子

駅構内の店舗では、小容量の菓子にニーズがあると考え、100円サイズのオーガニックのスナック菓子を展開した。そのほか新たに、栄養価の高い発芽シリアルを使用した、発芽シリアルバーを3アイテム投入した。お菓子売場はレジに並ぶ動線上の壁面に配置することで、レジ待ち時間のついてで買いを期待している。

<小分けのナッツ類を充実>
小分けのナッツ類を充実

ナッツやドライフルーツも人気商品となっているが、小分けの商品が少なく単価が高い商品が多い。そこで、より気軽にオーガニック素材を使用ナッツやドライフルーツを楽しんでもらうため、小袋のナッツやドライフルーツを充実させた。今回、初めて発芽シリアルを使用したナッツの小袋を用意した。

<オーガニック素材を使用したスナックも強化>
オーガニック素材を使用したスナックも強化

オーガニック素材を使用したスナック菓子はこれまで、トルティーヤやポテトチップスが主流で、選択肢が少なかった。動物性由来の原材料を使用した商品を食べないヴィーガンに向けた商品が好調であるため、今回、豆を使ったスナック菓子も用意した。

<ベビーフードも充実>
ベビーフードも充実

原宿駅周辺に住む近隣住民や原宿で働くママを対象とした品ぞろえを意識し、ベビーフードやオーガニックの化粧品・日用品の品ぞろえを充実させた。

<オーガニックの化粧品・日用品>
オーガニックの化粧品・日用品

また、弁当・惣菜・パン・チーズ・コーヒーを含むデリカ商品を120SKUに拡大した。デリカの売上構成比がもっとも高い店舗は、中目黒店で売上構成比で約25%がデリカとなっている。メトロピア店は、中目黒店を超えるデリカ売上を想定する。

<オーガニック素材のベーカリー>
オーガニック素材のベーカリー

日本国内では、オーガニック素材を使用したベーカリーがまだ少ないため、自社で輸入したオーガニック素材を使用したベーカリーも開発している。原材料を生産者に供給し、国内焼成で商品を調達している。ビオ認証を受けた牛乳、小麦、バターを使用したパンやグルテンフリーのパンなどをそろえた。

<ヴィーガン向けサンドイッチやスイーツも強化>
ヴィーガン向けサンドイッチやスイーツも強化

動物性由来の原材料を使用しないヴィーガン向けサンドイッチ、オーガニック素材を使用したスイーツも充実させた。岡田社長は、「普通のスーパーでは売っているが、オーガニックストアにはない商品がまだ多くある。普通のスーパーで買える商品が、オーガニックでは買えない状況は、お客様に不便をおかけしている状態であり、今後も商品開発を進めていきたい。今回、やっとオーガニックのシュークリームを発売することができたので、より気軽にオーガニック食品を食べてもらえると思う」と述べている。

<オーガニックのレトルト食品も充実>
オーガニックのレトルト食品も充実

気軽にオーガニック食品を楽しみたいというニーズに対応し、オーガニックのレトルトカレーやサムゲタン、海老のビスクなどのレトルト食品を充実させた。オーガニックのインスタントラーメンなど、手軽に調理できる商品もそろえることで、日常的にオーガニック食品を利用してもらう提案をする。

<量り売りコーナー>
量り売りコーナー

量り売りで展開するナッツ、ドライフルーツ、チョコレートは、ビオセボンの名物コーナーとなっている。日本では、まだ量り売りの馴染みが少ないため、開店当初は戸惑うお客も多いが、量り売り売場に人員を配置して、接客を通じて量り売りの買い方と商品の味を伝えることで、固定客を増やしている。

<レジ脇ではいれたてコーヒーを販売>
レジ脇ではいれたてコーヒーを販売

岡田社長は、「オーガニック食品は、まだ特別な商品という認識が日本では強い。一方で、成城石井などでもオーガニック食品の取り扱いは広がっている。健康への意識の高まりもあり、日本国内でもヨーロッパと同様にオーガニック食品への関心は高まる可能性がある。店舗数が10店を超えたことで、ビオセボンの認知度はそれなりに高まっているが、まだ商品の安定供給など課題もある。当面は、首都圏に焦点を当てた出店を継続したい」と今後の展望を語った。

店舗概要
所在地:東京都渋谷区神宮前1-18-22
明治神宮前(原宿)駅構内メトロピア
TEL:03-6452-6260
アクセス:東京メトロ千代田線・副都心線
明治神宮前駅2番出口徒歩1分
営業時間:平日・土7時30分~22時、日祝9時~21時
駐車場:なし
取扱商品:野菜・果物、デイリー、グロサリー、デリカ、化粧品、日用品、ベビー用品

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