日販/7月は1.4%減、コミックは12カ月連増
2019年08月07日 10:35 / 月次
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日本出版販売が発表した2019年7月の雑誌・書籍・コミック売上動向によると、雑誌・書籍・コミック合計売上は前年同月比1.4%減となった。
月刊誌は2009年10月以来、9年9カ月ぶりの前年超えとなった。コミックは12カ月連続の前年超えとなり、堅調を維持している。
雑誌は2.2%減だった。月刊誌は、宝島社の「In Re 8月号」(付録:ムーミン「リトルミィ」夏の9点セット)や、「大人のおしゃれ手帖8月号」(付録:リサ・ラーソン 大人シックな保冷バッグ3点セット)といった女性誌の人気付録号が売上を牽引した。
好調の要因としては、定価アップのほか、日販の売上上位銘柄を対象とした雑誌拡販施策「Premier M」への取り組みの結果が挙げられる。
「Premier M」は、書店に向けて特集や付録の情報を事前共有し、店頭告知物を提供するといった売場支援施策を採用。7.0%増と大きな伸張を見せた。
書籍は2.1%減。文芸書、ビジネス書、学参の3 ジャンルで前年を上回った。
コミック1.5%増。「ONE PIECE 93(尾田栄一郎/集英社)」「ワンパンマン 20(村田雄介/集英社)」などジャンプコミックスが売上に貢献した。
開発品は4.6%減となった。
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