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スーパーマーケット/11月の既存店売上、10カ月連続前年超え3.3%増

2020年12月22日 11:15 / 月次

オール日本スーパーマーケット協会、日本スーパーマーケット協会、全国スーパーマーケット協会は12月22日、11月実績速報版のスーパーマーケット販売統計調査を発表した(集計企業270社)。

総売上高は9058億5782万円(既存店前年同期比3.3%増)で、既存店は2月以降、10カ月連続で増加した。

うち食品合計は8152億6611万円(3.6%増)、非食品669億9605万円(3.4%増)、その他235億9614万円(1.8%減)だった。

食品合計のうち、生鮮3部門合計は3127億6712万円(4.1%増)、内訳は、青果1215億8542万円(4.1%増)、水産783億9292万円(3.1%増)、畜産1127億8878万円(4.9%増)となった。

惣菜は906億795万円(0.4%増)、日配は1763億9445万円(2.8%増)、一般食品は2354億9685万円(4.6%増)だった。

11月の総売上高前年同月比は全店4.4%増、既存店3.3%増となり、2月以来ともに10カ月連続で前年を上回った。

11月は台風もなく、好天に恵まれて青果の生育が良く、相場が安定していることで、好調だったが、前年同月比という点においては抑えられた。

気温は前年よりは高めに推移したが、野菜の相場安、外食需要が低迷する中で養殖魚や畜産物への農林水産省の対策事業も本格的に始まったことで高質な水産・畜産物が値ごろに購入できることが増え、鍋物などのニーズが高まった。日配、一般食品でも鍋関連の需要が強くなっている。

11月は徐々に陽性者数が増えはじめ、GOTOイートのポイント付与が終了するなど、様々な要因によって、需要も変動した。
また、近年はダウントレンドだったギフト、年末年始の予約販売が好調となっているという。

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