総合スーパー/1月はイオン3.8%増、PPIH2.7%増、ヨーカドー2.0%増
2023年02月28日 11:00 / 月次
流通ニュースがまとめた総合スーパー主要3グループの月次営業情報によると、1月の既存店売上(前年同月比)は、イオンリテール3.8%増、PPIH(国内リテール主要4社)2.7%増、イトーヨーカドー2.0%増となった。
<1月の実績>
社名 | 既存店売上高(前年同月比) | 全店売上高(前年同月比) | |
イオンリテール | 3.8%増 | 5.3%増 | |
PPIH | 2.7%増 | 4.7%増 | |
イトーヨーカ堂 | 2.0%増 | 0.9%増 |
■イオンリテール(2022年2月期:売上高1兆6648億円)
既存店3.8%増、全店5.3%増
総合小売業のイオンリテールでは、消費の二極化に対応し、品質のより良いものを楽しむ“贅沢”企画とコストパフォーマンスを楽しむ“節約”企画などを多数用意した。初売りでは、ビールなどの酒類や調味料、食用油、菓子類など、消費頻度の高いアイテムを厳選した生活応援「福カート」や農産の「詰め放題」企画や手土産ギフト・トラベル用品の販売が好調に推移し、年始の売上高は前年同日期間実績を上回った。部門別には、豊洲市場へ初出荷となる「本まぐろ」の販売に取り組んだ水産や、ごちそうメニューの充実を図ったデリカをはじめ、グロッサリー・デイリー部門の販売が好調に推移し、食品の既存店売上高は5カ月連続で前年実績を上回り、3.8%伸長した。
さらに、卒業・入学シーズンに向けて拡充・強化したセレブレイトスーツ等の販売が好調であった衣料品や、11カ月連続で前年実績を上回ったヘルス&ビューティケアも売上をけん引し、イオンリテールの既存店売上高は7カ月連続で前年実績を上回る結果となった。
■PPIH(2022年6月期:売上高1兆8312億円)
・国内リテール主要5社(ドン・キホーテ、長崎屋、UDリテール、橘百貨店、ユニー)
既存店売上2.7%増、客数2.0%減、客単価4.7%増、対象店舗数582店
全店売上高4.1%増、対象店舗610店
・ディスカウント事業(ドン・キホーテ、長崎屋、UDリテール、橘百貨店)
既存店売上高4.2%増、客数1.1%減、客単価5.4%増。家電製品7.1%減、日用雑貨品6.4%増、食品6.1%増、時計・ファッション用品2.3%増、スポーツ・レジャー用品3.8%増、対象店舗数450店。全店売上高6.2%増、店舗数476店
・GMS事業(ユニー)
既存店売上高1.0%減、客数3.8%減、客単価3.0%増
衣料品0.5%減、住居関連品8.6%減、食品0.6%増
対象店舗数132店。全店売上高1.0%減、店舗数134店
■イトーヨーカ堂(2022年2月期:売上高1兆675億円)
既存店総売上高(SC計)2.0%増、商品売上0.4%減、客数1.6%減、客単価1.1%増、テナント7.4%増
全店総売上計0.9%増、うち商品売上1.7%減、テナント他6.9%増
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