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イオン/2月は節分・バレンタイン好調でイオンリテール既存店4.5%増

2024年03月11日 14:05 / 月次

イオンが発表した2月度の主な連結各社の月次売上高によると、既存店売上高(前年同期比)は、総合スーパーのイオンリテール4.5%増、イオン北海道6.5%増、イオン九州4.8%増となった。

また、スーパーマーケットのマックスバリュ東海4.9%増、フジ・リテイリング4.2%増、マックスバリュ西日本4.6%増、いなげや6.6%増だった。ミニストップは0.3%増、コックス3.6%増、ジーフット7.3%増、キャンドゥ6.2%増となっている。

<主な連結各社の2月売上高前期比伸び率一覧>

業態 社名 前年同期比
全店 既存店
GMS イオンリテール 6.4%増 4.5%増
イオン北海道 8.2%増 6.5%増
イオン九州 5.3%増 4.8%増
SM マックスバリュ東海 6.7%増 4.9%増
フジ・リテイリング 5.1%増 4.2%増
マックスバリュ西日本 4.2%増 4.6%増
いなげや 6.3%増 6.6%増
CVS
専門店
ミニストップ 2.2%増 0.3%増
コックス 6.3%増 3.6%増
ジーフット 1.4%減 7.3%増
キャンドゥ 7.8%増 6.2%増

2月は、節分の日に向け、「バラエティー船盛セット」や「巻き寿司ファミリーパック」など大人数で楽しめる太巻きを初展開したほか、かにやえびなど憧れの贅沢素材を使用した様々な味の太巻や予約限定の一流料理人が監修したこだわりの「恵方巻」の販売に取り組んだ。また、インフレによる値上げ局面で依然として生活への負担が高まっているなか、2月20日から期間限定で、加工食品や日用品などナショナルブランド最大20品目を、生活応援特価で提供した。グループのスケールを活かし、物流の効率化や一括仕入れなどの合理的なコスト削減を行うことで、お値打ち価格を実現した。

総合小売事業のイオンリテールは、20カ月連続で既存店売上高が前年実績を上回った。節分、バレンタインなどで「ハレ型」のごちそうメニューやスイーツの品揃えを強化したほか、グループ従業員22万人がおすすめする「トップバリュ50セレクション」を紹介するなどトップバリュの拡販に取り組んだ。その結果、グロサリー、デイリー、デリカ、水産、農産、畜産が好調に推移し、食品売上高は既存店の前年実績を18カ月連続で上回った。また、お出かけ需要を取り込んだ化粧品や調剤、ペット用品などが好調なヘルス&ビューティケアは24カ月連続で前年の既存店売上高を超えた。イオンスタイルオンラインでは、2月2日から12日間開催した「BUZZTTOばずっとSALE」において、化粧品やゲーム機など、お買得な目玉商品の品揃えにより、セール期間売上高が前年同期比7割伸長した。

スーパーマーケット事業では、主要企業10社計の既存店客数が8カ月連続で前年を上回るとともに、既存店売上高は12カ月連続で前年実績を上回った。U.S.M.H傘下のカスミでは、2月1日から1カ月間、「納豆」や「キャノーラ油」、「ヨーグルト」といった毎日の食卓に欠かせない商品100品目の厳選値下げを実施するなど、新たな施策を開始した。

サービス・専門店事業のコックスは、気温の上昇を受けて春物商品が好調に推移した。中でもメンズのジャケット、ストレッチパンツやレディスのニットベスト、プルオーバーなどが好調に推移し、既存店売上高は前年比3.6%増となっている。

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