総合スーパー/10月はイオン1.5%減、PPIH3.9%増、ヨーカドー5.4%減
2024年11月28日 10:10 / 月次
流通ニュースがまとめた総合スーパー主要3グループの月次営業情報によると、10月の既存店売上(前年同月比)は、イオンリテール1.5%減、PPIH(国内リテール主要5社)3.9%増、イトーヨーカ堂5.4%減となった。
<10月の実績>
社名 | 既存店売上高(前年同月比) | 全店売上高(前年同月比) | |
イオンリテール | 1.5%減 | 1.5%減 | |
PPIH | 3.9%増 | 5.7%増 | |
イトーヨーカ堂 | 5.4%減 | 12.5%減 |
■イオンリテール(2024年2月期:売上高1兆6798億円)
既存店1.5%減、全店1.5%減
総合小売事業のイオンリテールでは、食品やヘルス&ビューティケアは好調に推移したものの、記録的な高温により、衣料品や住居余暇の冬物の売上が伸び悩み、5カ月ぶりに既存店売上高が前年実績を下回った。
一方、世界各国の人気屋台料理を手軽に楽しめる「おうちで楽しむCafeごはん」シリーズなど、トップバリュの新商品の展開や一部商品で増量企画を実施するとともに、部門別ではグロサリーや農産など生鮮が好調。食品の売上高は、既存店の前年実績を26カ月連続で上回っている。
また、秋のお出かけ需要に対応した化粧品や調剤などが好調に推移したヘルス&ビューティケアも32カ月連続で前年の既存店売上高を上回った。
■PPIH(2024年6月期:売上高2兆950億円)
・国内リテール主要5社(ドン・キホーテ、長崎屋、UDリテール、橘百貨店、ユニー)
既存店売上3.9%増、客数0.4%減、客単価4.4%増、対象店舗数606店
全店売上高5.7%増、対象店舗634店
・ディスカウント事業(ドン・キホーテ、長崎屋、UDリテール、橘百貨店)
既存店売上高6.2%増、客数0.1%減、客単価6.3%増。家電製品4.6%減、日用雑貨品12.8%増、食品3.2%増、時計・ファッション用品5.7%増、スポーツ・レジャー用品13.3%増、対象店舗数478店
全店売上高8.7%増、対象店舗503店
・GMS事業(ユニー)
既存店売上高3.0%減、客数1.3%減、客単価1.7%減
衣料品14.6%減、住居関連品3.3%減、食品0.5%減、対象店舗数128店
全店売上高2.9%減、対象店舗131店
■イトーヨーカ堂(2024年2月期:売上高7373億円)
既存店総売上高(SC計)5.4%減、商品売上8.1%減、客数4.4%減、客単価3.8%減、テナント0.1%減
全店総売上計12.5%減、うち商品売上17.8%減、テナント他1.7%減
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