イオン/12月は、連休ニーズ・物価高に対応しイオンリテール既存店3.0%増

2025年01月10日 17:19 / 月次

イオンが発表した12月度の主な連結各社の月次売上高によると、既存店売上高(前年同期比)は、総合スーパーのイオンリテール3.0%増、イオン北海道0.9%増、イオン九州5.2%増となった。

また、スーパーマーケットのマックスバリュ東海2.8%増、フジ2.7%増だった。

ミニストップは2.2%増、コックス5.6%増、ジーフット6.8%減、キャンドゥ0.9%増となっている。

<主な連結各社の12月売上高前期比伸び率一覧>

業態 社名 前年同期比
全店 既存店
GMS イオンリテール 2.6%増 3.0%増
イオン北海道 8.1%増 0.9%増
イオン九州 4.5%増 5.2%増
SM マックスバリュ東海 3.8%増 2.8%増
フジ 1.8%増 2.7%増
CVS
専門店
ミニストップ 1.8%増 2.2%増
コックス 7.7%増 5.6%増
ジーフット 10.3%減 6.8%減
キャンドゥ 1.3%増 0.9%増

いなげやは、2024年11月28日付で上場廃止。11月30日付でユナイテッド・スーパーマーケットホールディングス(U.S.M.H)の完全子会社となった。

12月は、最大9連休が期待された中、田舎への長めの帰省や国内旅行の増加に伴う需要増を捉え、家族や親戚で楽しめるイベント企画に加え、蟹や寿司など食卓を彩る商品やごちそうメニューを強化。トップバリュでも、付加価値の高い「ローストポーク」や「ローストチキン」など手軽にオーブンで調理するだけで楽しめるパーティー・メニューの品ぞろえを充実させた。

総合小売事業のイオンリテールは、クリスマス・年末年始に向けて、ごちそうメニューや帰省・旅行需要に対応した商品を強化。物価高が続く中での大型連休となったため、お得感を感じられる商品ラインアップや福袋などの企画を早期に展開している。

ECサイトでは、おせちやクリスマスケーキなどの予約商品を拡充。新たな顧客層拡大に努めたことで、ネットスーパーの売上も伸長した結果、既存店売上高が2カ月連続で前年を上回った。

食品部門では「ハレ型」の品ぞろえに注力した生鮮3品、デリカ、グロサリー、デイリーなどが好調。既存店売上高が前年実績を28カ月連続で上回った。ヘルス&ビューティケアでは、インフルエンザの大流行により風邪対策用品や抗原キットなどを中心に、調剤薬、医薬品が好調。既存店売上高が34カ月連続で前年を上回っている。

スーパーマーケット事業では、節約志向にも応えるため、トップバリュの新商品拡販などに取り組んだ結果、主要企業10社計の既存店客数が9カ月連続で前年を上回り、既存店売上高も22カ月連続で前年実績を超えた。

サービス・専門店事業のコックスでは、気温の低下に伴い、アウターやニットなどの冬物商品に加え、服飾雑貨などのプロパー商品が好調。客単価が前年を超え、既存店売上高も伸長した。

イオン/11月は、ブラックフライデー企画奏功しイオンリテール既存店5.2%増

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