ジョーンズラングラサールは5月12日、東京プライムリテール市場、2016年第1四半期の動向を発表した。
<2016年第1四半期グローバル プライムリテール クロック>
銀座(中央通り)と表参道(表参道沿い)を対象とした調査。賃料は、銀座で前期比0.9%、前年同期比9.0%増の月額坪当たり272,500円、表参道で前期比横ばい、前年比2.4%増の月額坪当たり215,000円となり、引き続きオーナー優位で推移した。
世界の主要都市の賃料動向を時計に見立てて“見える化”したJLL独自の市場分析ツール「グローバルプライムリテールクロック」において、賃料上昇率はピークを超えたが、引き続き上昇局面にあるという。
インポートブランドや飲食店の出店需要は引き続き堅調となり、第1四半期は多くの新規出店がみられた。
新規出店には、表参道ヒルズに出店したGiuseppe Zanotti Design、ブシュロン、Sergio Rossiが挙げられる。
三越銀座8階には、空港型免税店Japan Duty Free Ginza、数寄屋橋交差点前には大型商業施設「東急プラザ銀座」が開業した。
出店需要は引き続き堅調に推移する一方で、新規供給は限定的となることから、需給は引き続きひっぱくするとみられ、賃料と価格は緩やかな上昇基調で推移する見通しという。
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