イオンリテール/「カフェランテ・ドロゲリア商品部」新設、カフェ併設店も展開
2018年08月24日 17:30 / 店舗
イオンはこのほど、こだわりのコーヒー豆と輸入食品の専門店「カフェランテ」とイタリア食材専門店「ラ・ドロゲリア」の運営主体をイオンリカーからイオンリテールに移管した。
イオンリテール内に、「カフェランテ・ドロゲリア商品部」を新設したもの。
イオンリカー内の事業部から、イオンリテール内の商品部へ変更することでより専門性を高め、将来的には分社化も検討する。
ラ・ドロゲリアは2014年11月29日、「イオンスタイル岡山」(岡山市)に1号店をオープンしたイオンのイタリア輸入食品の専門店で、カフェを併設している。
2015年11月に「イオンスタイル板橋前野町」(板橋区)と「イオンレイクタウンMORI」(埼玉県越谷市)に出店し、現在、3店舗を運営している。
ラ・ドロゲリアは、イタリア語で小さな雑貨屋を意味しており、イタリアの真価“発見”“体感”“共感”をコンセプトに、気軽に集い、軽い食事ができる店を目指す。
イタリア輸入食品では、日本で紹介されていなパスタや生ハムのほか、イタリアで人気のブランドもとりそろえた。
店舗面積は約132m2、現在、400~500アイテムを展開しているが、実験・検証を重ね、品ぞろえについては強化していく方針だ。
カフェを併設した複合業態で、持ち帰りもできるパスタ(780円~)3アイテム、サラダ(680円~)2アイテムや一口生ハム(200円)、チーズ3種盛り合わせ(580円)などのアラカルト6アイテムなどを提供する。
おすすめアンティパストとワインセットA・同B(各680円、780円)やアンティパストミスト(980円)も販売しちょい飲み需要にも対応する。
コーヒー、エスプレッソなどのドリンクメニュー16アイテムを300円~400円で、ビールモレッティ、ミモザ(各500円)のほか、グラスワイン各種を300円から提供する。
デザートは、ティラミス(380円)やバニラアイスのアフォガート(380円)など5アイテムを用意し、カフェ需要を取り込む。
ターゲット層は、流行に敏感な30~60代の女性で、今後、大都市圏に複数店舗を出店する予定だ。
カフェランテは2011年10月14日、神奈川県茅ケ崎市の「イオン茅ケ崎中央店」に1号店を出店した。
店舗面積は約100m2~165m2で、輸入食品・菓子・コーヒー豆など約2000skuを販売する。ターゲット層は、食のバラエティ・楽しさに関心の高い30~60代の女性とした。
現在、東北地区4店、関東地区33店、東海地区8店、北陸・信越地区4店、近畿地区16店、中国・四国地区11店、合計76店を展開する。
個人消費の多様化がより進む中、専門性を高めた売場づくりを加速し、GMSの差別化につなげることを目指す。
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