花王/プレステージ化粧品強化、2019年秋日本に旗艦店オープン
2018年05月18日 11:50 / 経営
花王は、グループの化粧品事業における新たな成長戦略の柱として「新グローバルポートフォリオ」を策定した。
カネボウ化粧品をはじめとするグループ内の5つの化粧品事業体が展開するブランド全体でポートフォリオを最適化し、ブランドマネジメントを強化する。
「新グローバルポートフォリオ」では、グローバル戦略ブランドとして新ブランドを含む11ブランドを選定、花王グループならではの確かなエビデンスと五感に訴える感性美を融合させることで、個々のブランドを磨き上げていく。
なかでも特にプレステージ領域に注力し、カネボウ化粧品が欧州で展開する「SENSAI」のグローバル化を加速する。
現在、欧州・中東40か国以上で展開しているが、2019年には、欧州でグローバル戦略ラインを発売。
さらに、2019年秋には、日本に旗艦店の導入を計画しており、パリのル・ボン・マルシェに続く、圧倒的プレゼンスをもつ店舗を日本で展開することで、国内外でのブランドレピュテーションを高める。また、2020年には中国への導入を計画している。
「新グローバルポートフォリオ」は、カネボウ化粧品、ソフィーナ、キュレル、エキップ、モルトンブラウンの5つの化粧品事業を横串で策定。
新ブランドを含む11ブランド「G11」については、トラベルリテール事業の強化を軸に、日本を含むアジア・欧州での育成を急ぐ。
また、日本を中心に重点育成していくブランドとしては、リージョナル8ブランド「R8」を戦略ブランドに定め、分散していた投資を集中させることで育成を図る。
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