バロー/滋賀のスーパー「フタバヤ」買収
2018年08月29日 15:00 / 経営
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バローホールディングスは8月29日、「フタバヤ」の全株式を取得する株式譲渡契約を締結したと発表した。
今年4月から「店舗数から商品力へのパラダイムシフト」を基本方針とする中期3か年経営計画をスタートさせた一環。
主力3事業(スーパーマーケット・ドラッグストア・ホームセンター)を中心に、商品を軸とした競争力あるフォーマットへの転換を図りながら、収益性の改善に取り組んでいる。
スーパーマーケット事業では、ドミナント戦略の下で集中的に店舗開発を進めてきた岐阜県・愛知県を中心に改装を進めているが、改装がまだ十分に行われていない地域では、店舗競争力の回復に課題を有している。
フタバヤは、滋賀県の湖北・湖東地域において、スーパーマーケット3店を経営する有力企業。
特に青果・惣菜部門の売場展開及び販売力に強みを持ち、地域顧客から高い支持を得ている。
バローグループは現在、滋賀県にスーパーマーケット14店を展開しているが、今回の株式取得によって、バローの販売ノウハウを該当地域の店舗に波及させて競争力を高めるほか、生鮮・惣菜部門の商品力を一層強化することにより、スーパーマーケット事業全体の収益改善に繋げる方針。
フタバヤの2017年9月期売上高は48億6200万円、営業利益1600万円。
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