モスフード/食中毒の再発防止策を発表
2018年10月03日 13:50 / 経営
モスフードサービスは10月3日、8月にモスバーガー2店で発生した食中毒事故の経過と再発防止策を発表した。
8月10日から23日の間に関東・甲信地域のモスバーガー19店を利用した28人が腸管出血性大腸菌O121に感染し、このうち2店が行政処分を受けたことに対応したもの。
2店目の行政処分の終了以降、新たな体調不良の申し出はないという。
関係自治体、モスフードサービスの調査・検査の結果、現時点においても感染源と感染経路の特定には至っていない。
しかし、お客の喫食時期(8月10~23日)、発症エリア(関東・甲信地域)とO121の特性(熱に弱い)から、非加熱食材(野菜類)を中心に生産、検査、物流、店舗に至る全ての過程において、安全性を確保するために必要と考えるあらゆる対策を実施した。
加工野菜、生鮮野菜ともに、大腸菌、腸管出血性大腸菌O157、O121の検査を追加するなどの対策を行う。
店舗における全マニュアルとその追加対策を周知徹底するために、店長資格者更新研修のプログラムをマニュアル再確認の内容に変更、e-ラーニング(インターネットを利用した学習システム)による学習、衛生指導員による監査時の指導と確認を中心に、店舗指導員を通じて指導する。
衛生管理安全対策プロジェクトを設け、外部有識者の意見を取り入れ、さらなる包括的な安全対策を策定、実行する。
プロジェクトには、サプライチェーン強化チーム、店舗オペレーション強化チームを設ける計画だ。
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