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イオン北海道、マックスバリュ北海道/既存店改装で売上・客数拡大

2019年10月10日 15:35 / 経営

イオン北海道は10月10日、大型改装を6月に実施した北海道函館市の「イオン湯川店」の6月29日~8月31日の売上が前年同期比25%増、客数がテナント全体を含め約3倍となったと発表した。

<青柳・イオン北海道社長>
青柳・イオン北海道社長

同日行われた決算記者会見で青柳英樹社長が明らかにしたもの。

2020年2月期第1・2四半期は「湯川店」など既存店22店を4億円かけて改装。専門店と連動した活性化で、売上、客数ともに拡大した。第3・4四半期も「帯広店」「釧路店」など16店計12億円投資し、テナントと連動し、施設全体を盛り上げていく。

青柳社長は、「直営とテナントの専門店が連携した活性化に取り組んだ。湯川店は食が弱く、近隣の競合店に比べ品数で劣っており、フードコートもなかった。ここに100席のフードコートを設置。函館初の飲食店も誘致し、30~40代のニューファミリーの需要を取り込めた」。

また、「2階に移動したファッション、ヘルス&ビューティケアにも若年層が回遊しているため、館全体で売上、客数が伸長した。今後も、地域ニーズに最適な品揃え、店舗改装を行う」と話した。

<出戸・マックスバリュ北海道社長>
出戸・マックスバリュ北海道社長

また、マックスバリュ北海道では、2020年2月期第1・2四半期は大規模改装を4店に実施。4店計で改装後翌月~8月末の前年同期比売上高9.5%増、客数5.9%となった。小規模改装は5店で行い、5店計で売上高3.2%増、客数1.1%増と伸ばしている。

出戸信成社長は、「北海道はエリアごとのニーズが違い、ドミナント戦略を意識してとっている。ドミナントした地域は、地元商品の充実とともに、店の定期的なアップデートも重要となる。小規模改装・大規模改装を織り交ぜて行うことで、店舗の若返り、ライブキッチンなど買物が楽しくなる店づくり、ニーズに合った品揃えを充実させる」と説明した。

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