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日本生協連/新型コロナで宅配利用金額が増えた53.8%に

2020年06月04日 13:00 / 経営

日本生協連は6月4日、第2回目となる「新型コロナウイルス感染症についてのアンケート」の結果概要を発表した。

4月3日に発表した第1回目に続くアンケートで、新型コロナウイルス感染症(COVID-19、以下新型コロナ)の流行による暮らしや購買に関する影響について明らかにすることを目的に、日本生協連に加盟する全国10の生協・生協事業連合を対象に、生協組合員からの回答を集約した。有効回答数は組合員 N=6179人。

生協宅配利用者に、新型コロナの流行前と比べた生協の宅配の活用について聞いたところ、利用金額の変化では「増えた」が53.8%、「変わらない」が37.9%だった。注文を増やした食品では、「冷凍ハンバーグ、冷凍ギョーザなどのおかずの1品になる冷凍食品」(19.6%)、「冷凍肉類・冷凍魚介類」(19.6%)、「生鮮野菜(冷凍ではない)」(19.1%)が上位にあがった。

生協宅配での活用法の変化では、「生協宅配の購入を増やし、買い物の外出を控えた」が45.0%、「マスクなど品薄なものでも、念のため注文した」が39.3%という結果になった。

組合員に対し、新型コロナの流行が収束した後でも、自身が継続的に実施していきたいことを聞いたところ、「感染症予防に気を付ける(手洗い、うがい、マスクなど)」が87.6%と8割を超え、「食品の衛生管理に気を付ける(調理前によく手を洗う、十分加熱するなど)」(75.6%)、「衛生品(マスク、消毒液など)を備蓄する(ローリングストックを含む)」(69.5%)と続いた。

ローリングストックとは、普段の食品や家庭用品をある程度多めに確保し、古いものから消費すると同時に新しいものを補充していくこと。

新型コロナの対策・予防のために自身が控えたことを聞いたところ、「3密(密集、密室、密接)の場所に行く」(95.3%)、「不要不急の外出」(94.1%)が9割を超え、「友人・知人と会う」(89.3%)、「外食(飲食店・居酒屋など)」(88.2%)など、人との接触をさける傾向が見られた。

新型コロナ流行の影響により、自身が自宅ですることが増えたことでは、「手洗い、手指の消毒」(67.3%)、「食事作り(回数・作る量が増えたなど)」(62.3%)が6割を超えました。自身や家族が自宅で過ごす時間が増えたことで、自身が困ったこと・大変だったことでは、上位3位は「運動不足」(50.8%)、「食事の献立を考えること」(43.5%)、「食費が増えた」(42.5%)という結果になった。

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