ポッカサッポロ/インバウンド対応の自販機、300台で開始
2016年07月29日 17:34 / 経営
ポッカサッポロフード&ビバレッジは7月29日、訪日外国人の自動販売機利便性向上のため、販売している商品の画像をスマートフォンで撮影することで、商品情報を多言語で取得できるアプリケーションを導入し、順次テスト展開すると発表した。
これまでに、一部の自動販売機に多言語のステッカーを貼るなどの対応をしてきたが、一方で、購入しようとしている商品がどんな商品であるのかわからないという不安が、自動販売機における外国人の購入意向に結びついていないことが推察された。
このため、富士ゼロックスが提供するスマートフォンアプリケーション“SkyDesk Media Switch”を活用し、自動販売機のダミーや商品そのもののラベル面をスマートフォンで撮影することで、その商品の「栄養成分」「原材料」「アレルギー物質」「商品概要」の情報がお手元のスマートフォンで確認できるサービスを始める。
商品情報は、英語、中国語(簡体字および繁体字)、韓国語、日本語の4か国語でそれぞれ表示し、閲覧した商品の履歴は保存され、いつでも再確認できる。
首都圏、大阪、名古屋、札幌で保有し、とくに訪日観光客の多い場所に設置された自動販売機、約300台においてパネルやステッカーでアプリケーションを案内する。
テスト展開の後に効果を検証しながら、エリアの拡大等を進めていく。
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