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花王/容器の識別をしやすくする「家庭品点字シール」リニューアル

2016年11月15日 13:00 / 経営

花王は11月、洗顔料やハミガキなど、形が似ていて区別のつきにくい容器を識別するための「家庭品点字シール」(墨字入り)をリニューアルした。

<「家庭品点字シール」(墨字入り)をリニューアル>
「家庭品点字シール」(墨字入り)をリニューアル

視覚に障がいのある人には無料で提供する。

花王は、2001年より、弱視や全盲の方など視覚に障がいのある人に向けて、洗顔料とハミガキなどの容器の形状が似ている製品や、使用場面を識別するための「家庭品点字シール」を提供してきた。また、2006年には、化粧品の容器や口紅の色を識別するための「化粧品点字シール」も作成し、希望者に配布している。

点字シールの配布活動をスタートしてから、対象となる製品の種類の増加、コンパクト化、安全性への意識の高まりなどを受けて、「家庭品点字シール」をリニューアルした。

リニューアルにあたっては、視覚障がい者の家庭を訪問し、実際に点字シールを使用してもらいながら日常生活についてヒアリングを行った。ヒアリングでは、「置き場が同じで形が似ているものに貼りたい」、「パッケージのデザインを損なわないシールが良い」、「シールの色で商品を識別している」などの声が集められ、その結果を今回の改良に活かした。

今回のリニューアルのポイントは、製品カテゴリーの追加、製品デザインへの影響に配慮し、シールサイズを縮小、より便利に自由な発想で使用できるように、「色」、「数字」、「記号」のシールを追加した(全10種類から全38種類へ変更)の3点。

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