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マクドナルド/2021年のリサイクル活動でおもちゃ約305万個を回収

2022年02月03日 10:30 / 経営

日本マクドナルドは2月3日、遊ばなくなったハッピーセットのプラスチック製おもちゃを店舗で回収しリサイクルする「おもちゃリサイクルプロジェクト」で、2021年に約305万個のおもちゃを回収したと発表した。

<「おもちゃリサイクル」の案内>

プロジェクトは、保護者の「家におもちゃがどんどんたまって困っている」「捨てるのはもったいない」という声をきっかけに2018年から開始した。

<参加する子供の様子>

活動では、子供たちが遊ばなくなったおもちゃを大切な資源としてリサイクルできることを楽しく体験してもらえるように、店舗で使用するみどりのトレーやおもちゃ回収ボックスなどへ再生利用し、子供たちの目から見える形にこだわったという。

<おもちゃ回収ボックス>

回収したおもちゃは、28万5700枚のトレーに再製品化した。同社がプロジェクトに参加した顧客に行った調査では、満足度が96%、継続参加意向は95%と非常に高い評価を得たという。

<プロジェクトは「BRINGプロジェクト」と「プラスチック・スマート」の一環で実施>

おもちゃリサイクルは、環境省が運営する「プラスチック・スマート」キャンペーンと日本環境設計が運営する「BRINGプロジェクト」の一環として実施している。「プラスチック・スマート」キャンペーンは消費者を始め、自治体、NGO(非政府組織)、企業などが、連携協力することで、プラスチックとの賢い付き合い方を全国的に推進し、国内外に発信していく活動になる。

マクドナルドは、年間で約1億食のハッピーセットを販売。2021年9月にはハッピーセットのおもちゃを、2R(リデュース/リサイクル)で環境に配慮する方針を発表している。

今後は、化石資源由来の原料を新規に使用するプラスチックを2025年末までで段階的に削減し、サステナブル(持続可能)な素材を使ったおもちゃに移行。同時に、「おもちゃリサイクル」にも継続して取り組んでいくとしている。

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