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プレナス/日本橋茅場町に都心型定食業態「YAYOI」

2016年09月07日 15:30 / トピックス商品店舗

プレナスは9月7日、日本橋茅場町の東京本社1階に、定食専門店「やよい軒」の都心型新業態「YAYOI」の1号店「YAYOI茅場町店」をオープンした。

<YAYOI茅場町店>
YAYOI茅場町店

YAYOIは、オフィス街で働く感度が高いビジネスパーソンの利用を想定した都心型定食業態。メニューの価格帯は税込980円~1590円で、平均客単価で1000円~1200円を想定する。

<カウンター席を導入>
カウンター席を導入

やよい軒は、ソファ席やテーブル席を配置し、カウンター席も併設しているのに対して、YAYOIは馬蹄型(U字型)のカウンター席のみを展開する。

これまで、やよい軒は商店街や繁華街にビルインタイプ店舗(店舗面積30~45坪)、郊外ロードサイドにロードサイド型店舗(店舗面積40~50坪)を出店してきた。

<オープンキチンを採用>
オープンキチンを採用

今回、カウンター席を導入したことで、オフィス街などの都心立地で、店舗面積で20坪程度でも出店できる業態を開発した。YAYOI茅場町店は、店舗面積27坪に客席数21席を配置した。

忙しい日々を過ごし、自分の時間がなかなか取れない都会のビジネスパーソンに、空間の広がりを演出した機能的な馬蹄型カウンターを配し、効率よく商品とサービスを提供する。

店舗中央にオープンキッチンを配置したことで、盛り付けの一部などが客席からも見える構造とした。調理過程が見えることで、安心感とライブ感を作り出したいという。

<博多華味鳥から揚げ定食>
博多華味鳥から揚げ定食

やよい軒のメニュー価格は630円~1290円で、30種類程度のメニューを展開。平均客単価は700円~800円程度となっている。

一方、YAYOIは都心オフィス街のランチタイム需要を想定し、提供メニューをランチ8、ディナー10に限定した。

<ランチメニュー>
ランチメニュー

ランチでは、ネバトロ野菜とサバの塩焼定食(税込980円)、博多華味鳥の玉子とじとサバの塩焼定食(980円)、肉豆腐とサバの塩焼定食(980円)、博多華味鳥から揚げ定食(1290円)、博多華味鳥チキン南蛮定食(1340円)、サバの塩焼定食(1340円)、カラス鰈の煮付け定食(1390円)、海老フライとヒレかつの定食(1590円)を提供する。

基本的には、通年で同じ定番メニューを提供し、季節限定メニューなどを投入する予定だ。ごはんのおかわりは、やよい軒と同様に無料とした。

<サバの塩焼定食>
サバの塩焼定食

今まで以上に素材を活かし食材や調理にこだわった定食を有田焼などの食器で提供することにより、味・質・バランスのすべてにおいて上質を提供する。

やよい軒は券売機で注文を受けるが、YAYOIは券売機を廃止。カウンター内の定員が直接、オーダーを受けることで、接客サービスも向上させる。

<レジは電子マネーにも対応>
レジは電子マネーにも対応

客単価がやよい軒よりも高い業態のため、都心のオフィス街でありながらも、ゆったりとした落ち着いた雰囲気があり、余裕のある食事ができ、ランチで1500円程度を使えるビジネスパーソンをターゲットとした。

これまでのやよい軒でのノウハウを活かし、よりスピーディな商品提供を省スペースのコンパクトな店舗で実現させた、新しいスタイルの定食レストランを目指す。

アルコールはびんビールのみを提供。つまみメニューはなく、ちょい飲み需要は狙わずに、定食店として運営する。

<彌生軒の看板>
彌生軒の看板

YAYOIは、創業者の・塩井末幸の祖父・塩井民次郎が1886年、日本橋区南茅場町に開業した西洋料理店「彌生軒」を屋号の由来とした。

出店地は、「彌生軒」のあった場所にも近いことから、木材を生かした内装と間接照明で、落ち着いた店内を演出した。

<オフィスビルの1階に出店>
オフィスビルの1階に出店

まずは、これまでにない立地、提供方法、メニュー構成がビジネスモデルとして成立するのかを検証する。

今後の出店計画は未定だが、エキナカなど、坪単価が高い立地でも収益がとれるコンパクトな業態を確立したいという。

<店舗入口にはお品書きを配置>
店舗入口にはお品書きを配置

店舗概要
所在地:東京都中央区日本橋茅場町1-7-1
日本橋弥生ビルディング1階
TEL:03-5643-0557
営業時間:11時~22時
店休日:日・祝日
座席数:21席
店舗面積:89.1m2

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