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withコロナのビール/健康志向・オンライン飲み会・プレミアム、酒税減税も追い風

2020年10月06日withコロナ

大手ビールメーカー各社では、10月1日からの酒税改正を追い風に、ビールのwithコロナの「家飲み」需要取り込みを強化している。

<withコロナの「家飲み」需要を取り込みを強化>
withコロナの「家飲み」需要を取り込みを強化

キリンビールは10月6日に「一番搾り 糖質ゼロ」を発売、健康志向の消費者需要獲得を目指し、アサヒビールはハロウィンにオンライン飲み会を実施、サントリービールは「一杯目」に着目したプロモーションを展開する。

また、サントリーのプレミアムビールレポート2020によると、酒税改正後のビール類の購入量に対する意識の変化について、プレミアムビールの購入量を増やしたいと回答した人は47.3%と、他のビール類に比べ高いスコアとなり、ビールの飲用動向の変化がうかがえる。

<酒税改正後のビール類の購入量イメージ>
酒税改正後のビール類の購入量イメージ

キリンは「おいしさと健康志向を両立」

キリンビールが10月6日に発売した「一番搾り 糖質ゼロ」は、「一番搾り製法」による雑味のない澄んだ麦のうまみと、約5年の歳月をかけて350回以上の試験醸造を重ね、キリンビールの技術力を結集させることで、国内で初めてビールカテゴリーで「糖質ゼロ」を実現した。

<一番搾り 糖質ゼロ>
一番搾り 糖質ゼロ

2020年の販売目標は約120万ケース(大びん換算)、一番搾りブランド全体は2020年の年間目標1670万ケースと前年比約10%増を目標としている。

withコロナの生活様式の変化の中、在宅勤務の増加で運動不足を気にする消費者のニーズに対応する。

また、ビール酒造組合・発泡酒の税制を考える会の『「ビール」「発泡酒」「新ジャンル商品」の 飲用動向と税金に関する調査』によると、ビールを飲む理由としては「おいしいから」(81.9%)、「飲みごこちがよいから」(48.3%)、「味や品質がよいから」(40.5%)といった味に関わる理由がトップ3となっていることがわかった。

今回の「一番搾り 糖質ゼロ」発売で、おいしさも健康志向も両立させたい消費者ニーズに応える。10月の酒税改正で350ml缶1本当たり約7円減税されることも追い風とし、一番搾りブランド、ビールカテゴリーの再成長を目指す。

アサヒ「オンラインハロウィン」で20~30歳代のビール需要喚起

アサヒビールは10月31日、ビール飲用価値の再発見と特別な飲用体験を演出する「アサヒスーパードライ」のデジタル施策として、オンラインイベント「ASAHI SUPER DRY VIRTUAL BAR on HALLOWEEN」を開催する。アサヒビール公式TwitterもしくはLINEから応募すると、抽選で1000人が参加できる。

当選した1000人には10月30日に新発売する「アサヒスーパードライ 工場できたてのうまさ実感パック」をプレゼント。同社が実施した調査において、ビールを最もおいしく感じるのは「ビール工場で飲むできたてのビール」という回答が最も多く、消費者は「できたてのビール」に魅力に感じていることがわかった。今回のイベントは、「工場できたてのうまさ」を実感できる「スーパードライ」とハロウィンを一緒に楽しむという特別な飲用体験を演出するもの。

「ASAHI SUPER DRY VIRTUAL BAR」は新しい生活様式の中、「ビール=みんなで楽しむ、人と人の心がつながる」を訴求。ビールを通じた新しいコミュニケーションを促進していくために実施している。

2020年4~5月に実施した「いいかも!オンライン飲み ASAHI SUPER DRY VIRTUAL BAR」は、全4回で合計4000人の応募上限に対して、延べ約3万2000人の応募が集まった。

20~30歳代の若年層の参加が多く、Twitterと連動した盛り上げも奏功し、非常に高い満足度を獲得したという。

引き続き消費者参加型のデジタル施策を展開することで、若年層を中心とした「スーパードライ」の新たな飲用者との双方向のコミュニケーションを強化し、20~30歳代のビール需要喚起を図る。

サントリーは「プレミアム・モルツ」の1杯目で販促

サントリービールは、酒税改正後のビール戦略として、ザ・プレミアム・モルツブランドは、2020年10月の酒税改正にあわせて、「一杯目」に着目したプロモーションを展開する。

24缶と12缶に神泡サーバーがついてくるキャンペーン、プレモル1缶でもれなく生配信ライブが観られるキャンペーンなどを実施する。

「一杯目」はビールがもっとも選ばれるタイミングであり、2018年より継続して訴求している「神泡」のザ・プレミアム・モルツの飲用シーンとしてもふさわしいタイミングであることから、一杯目においしいビールを飲んで豊かな時間を過ごす提案を通して、飲用を喚起する。

同社調べによると、新型コロナウイルス感染症の影響による外出自粛や、働き方改革により、1年前と比べ自宅で過ごす時間が「増えた(74.5%)」と回答。家での時間が増えたことにより、自宅でのプレミアムビールの飲用回数も増加傾向にある。1年前と比較し約半数が「増えた(49.8%)」と回答し、「減った(4.4%)」を大きく上回った。

その理由として「自分へのご褒美だから(47.5%)」「家飲みを充実させたいから(41.7%)」が上位にあがっている。

<プレミアムビールの飲用回数増加の理由>
プレミアムビールの飲用回数増加の理由

さらに、『「ビール」「発泡酒」「新ジャンル商品」の飲用動向と税金に関する調査』によると、仮にビールが1缶(350ml)あたり10円安くなった場合の飲用量の変化を聞いたところ、「増える」は2割弱(16.8%)だった。

一方、新ジャンル商品が仮に10円高くなった場合では、飲用について「減る」または「飲むのをやめる」は計3割(30.4%)で、ビールが「増える」割合より高くなっている。

ビールが20円値下げされると2割強(21.7%)が、30円値下げでは3割強(32.0%)が飲む量が「増える」と回答。新ジャンル商品では、20円値上げで4割強(41.8%)、30円値上げでは半数近く(47.8%)が、飲む量が「減る、または飲むのをやめる」と回答した。今後も、税制改正によるビール、発泡酒の飲用動向への影響が注目される。

■ASAHI SUPER DRY VIRTUAL BAR on HALLOWEEN
https://www.asahibeer.co.jp/superdry/virtualbar/halloween/

■サントリープレミアムビールレポート2020
調査対象:プレミアムビールを月2、3回以上自宅で飲用している20~59歳の男女1000人(男性628人 女性372人)
調査方法:インターネット調査
調査期間:2020年7月23日~24日
https://www.suntory.co.jp/news/article/13760.html

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