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阪急三番街/グリーンアクションポイントの実証実験開始

2022年12月20日 11:30 / 経営

阪急阪神不動産と阪急阪神ビルマネジメントは2023年1月10日~2月10日、阪急大阪梅田駅直結の商業施設「阪急三番街」において、環境省「令和4年度ナッジ×デジタルによる脱炭素型ライフスタイル転換促進事業」(以下、環境省事業)の一環として三菱総合研究所(以下、MRI)が実施する「グリーンアクションポイント」の実証実験に参画する。

実証実験では、スマートフォンアプリを利用して、阪急三番街にて環境配慮行動を実践した人を対象に、対象店舗での支払い等に利用できる独自のポイント「グリーンアクションポイント」を付与することで、CO2排出量の削減につながる環境配慮行動の促進や習慣化を目指す。

<グリーンアクションポイントのイメージ>
グリーンアクションポイントのイメージ

日本では、消費ベースから見たCO2排出量の約6割が、衣食住を中心とするライフスタイルに起因し、一人当たりの年間CO2排出量は7.6トンに及ぶと推計されている。2025年に開催される大阪・関西万博では脱炭素に向けた行動変容を促すナッジの仕組みの実装が掲げられているなど、2050年カーボンニュートラルの実現に向けては、国民一人ひとりの意識と行動変容、脱炭素型のライフスタイルへの転換が不可欠となっている。

今回の実証実験は、環境省事業の代表受託者である楽天グループのほか、大阪市、地球環境センター等の協力を得て企画調整を行っている。

飲食店での飲料購入時、プラスチックカップの代替として、マイボトル・マイカップを利用した対象者に100ポイントを付与。店頭で不要になった衣類(洋服、バッグ、ベルト、帽子)の回収に協力した対象者にポイント150を付与。飲食店で食事をした際、食べ残しをせずに残渣の削減に貢献した対象者に75ポイントを付与する。

付与されたポイントは、1ポイント=1円として実証実験の協力店舗にて利用可能。また、実証実験で付与されたポイントは楽天ポイントに交換可能できる(交換比率:1.0)。

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