サツドラ/東京にインキュベーションオフィス新設
2023年11月22日 16:00 / 経営
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サツドラホールディングスは11月22日、東京都品川区にインキュベーションオフィス「EZOHUB TOKYO」を2024年5月オープンすると発表した。
「EZOHUB TOKYO」は、民間企業主導型都道府県リージョナルインキュベーションオフィス。北海道からの出張時のワークスペース、スタートアップの道外進出拠点、移住、観光、企業誘致、採用、研究成果PRなど北海道外へ広くアピールすることを目的としたイベント会場など幅広い用途で利用でき、北海道と日本をつなぐ「出島」を目指す。
北海道は、全国でもまれなスピードで少子高齢化が進む社会課題先進地域となっている。そのため、イノベーション創出を目的にしたさまざまな動きが加速している。
「EZOHUB TOKYO」は、道内自治体・企業・教育機関の都内拠点として、これらステークホルダーとの出会いや共創の場として開設するもの。
現在、北海道、札幌市、上川町、函館市、苫小牧市、北海道大学、HSFC、NTTデータ北海道、AWL、ネットドア、サイバーエージェント、STARTUP HOKKAIDO実行委員会、Open Network Lab HOKKAIDO、S Ventures、D2 Garageなどが賛同している。
ワークプレイス・イベント会場といったハード的要素に加え、EZOHUB DMP(Data Management Platform)の構築によるデータベース活用などオンラインとオフライン双方において対応できる。
施設内には、約50席のコワーキングスペース、9部屋の個室、2つの貸し会議室をはじめ快適なWebミーティングを実現するフォンブースを設置する。
日中はコワーキングスペースとして会員向けに開放するフリースペースは、イベント開催時には最大100人(着席、予定)を収容する会場となる。スクリーンやプロジェクターも完備し、オンライン配信への対応も用意する予定だ。
また、北海道にまつわるさまざまな情報を集積したデータベースを構築する。
パブリックデータはもちろんのこと、自治体ごとの課題、道内企業が求める人材要件、新しいことに前向きなタレントの情報など、北海道で50年以上に渡ってビジネスを行い、自治体や企業、団体、教育機関など延べ40以上の協定を結んできたサツドラが持つ「つなぐ力」を北海道の力に変換したい考え。
施設にはコミュニティーマネジャーが常駐し、システムだけではなく人の手によるつながりやコミュニティーを生む場所としても機能することを計画している。
■EZOHUB TOKYO(エゾハブ トウキョウ)
住所:東京都品川区東品川2-2-28
アクセス:東京モノレール「天王洲アイル」駅徒歩4分、りんかい線「天王洲アイル」駅徒歩5分
面積:約458m2
営業時間:平日9時~20時 土日祝9時~18時(いずれも予定)
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