近鉄百貨店 決算/2月期増収増益、免税売上や外商売上が好調に推移

2025年04月11日 18:26 / 決算

近鉄百貨店が4月11日に発表した2025年2月期決算によると、売上高1151億700万円(前年同期比1.4%増)、営業利益53億5300万円(37.2%増)、経常利益51億4800万円(33.2%増)、親会社に帰属する当期利益34億8400万円(25.4%増)となった。

近鉄百貨店のロゴ

主力の「百貨店業」の売上高は930億4600万円(0.6%増)、営業利益は39億2100万円(54.2%増)となった。

特選ブランドやフランチャイズ事業の強化に加え、免税売上や外商売上で高額商品を中心に好調に推移し増収増益。

「あべのハルカス近鉄本店」で、10周年を記念した限定商品の展開やイベントを開催。特選ブランドの強化を図るため「ボッテガ・ヴェネタ」のリニューアルを実施したほか、新たに「サンローラン」を導入。

フランチャイズ事業では、新業態としてベーカリーカフェ&ショップ「KAFFE OTTE(カフェ オッテ)」や、人気ラーメン店と共同開発した新ブランド「24世紀ラーメン」に加え、大阪市内初出店となるホームセンター「カインズ」を導入。

地域中核店・郊外店では改装を実施。草津店5階には「ベビーフェイス スカイテラス」の第二号店として「ロビーガーデンbyスカイテラス」を、和歌山店地下食料品売場には和歌山県初出店の「成城石井」を、奈良店1階にはフランチャイズ事業の27業種目として奈良県初出店となる「マリメッコ」をそれぞれ導入。

「卸・小売業」では、シュテルン近鉄の輸入車販売が好調に推移。売上高は148億7800万円(9.9%増)、営業利益は3億7500万円(14.5%増)となった。

「内装業」は、近創の工事受注が順調に推移し、売上高は40億3700万円(5.1%増)となったものの、前年度に利益率の高い大口受注があったことから、営業利益は8億7300万円(2.2%減)と増収減益になった。

「不動産業」は、賃貸収入により売上高は2億9100万円(1.2%減)、営業利益は2億1600万円(3.4%減)だった。

「その他事業」は、連結子会社のKサポートが、2024年10月1日付でツーリストエキスパーツに吸収合併され連結範囲から外れたことにより、売上高は28億5300万円(14.9%減)、営業利益は6600万円(39.0%減)となった。

次期は、売上高1210億円(5.1%増)、営業利益54億円(0.9%増)、経常利益48億円(6.8%減)、親会社に帰属する当期利益35億円(0.4%増)を見込んでいる。

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