ハニーズ/中国の小売全店を廃止、特損10億円計上
2018年06月29日 13:20 / 海外
ハニーズホールディングスは6月29日、中国の小売店を2018年9月末を目途に廃止すると発表した。
2006年4月、中国において好麗姿(上海)服飾商貿有限公司を設立し、婦人服小売店ハニーズを中国全土に展開してきたが、中国小売市場の目まぐるしい変化や顧客の嗜好・購買行動の変化に適切に対応できないまま、厳しい状況が続いている。
中国における小売事業は、過去4年にわたってEC事業の強化や不採算店舗の退店を進めるなど店舗網の再構築を図ったが、先行き好転の見通しが立たず、近い将来の黒字転換は困難と判断し、2018年9月末を目途に、一部の機能を残してすべての小売店舗を廃止する予定。
連結決算において、経済補償金等事業整理に要する損失を10億1200万円と見積もり、引当金などを計上する。
また、2018年1月に発表した2018年5月期通期の連結決算予想を下方修正する。
日本セクターの業績は、計画を上回る見込みだが、中国事業については、長期滞留在庫の減損、在庫整理に伴う値下げ販売が増加したことから売上総利益率が低下し、損失が想定を上回った。
売上高が前回予想比10億5800万円減の524億4100万円、営業利益は9900万円減の26億円、経常利益が100万円減の28億4900万円、純利益は11億400万円減の1億9500万円を見込んでいる。
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