京東商城(JD.com)を運営する京東集団は、中国天津市の天津エコシティ内にオープンしたロボットレストラン「京東X未来レストラン」の来店者数がオープンから51日目で3万5000人を突破した。
<京東X未来レストラン>

「京東X未来レストラン」は、料理の注文から、会計、調理、配膳、サービスをロボットにより自動化した最新型レストラン。
ロボットレストランの面積は400m2で、100名まで収容できる。注文・決済はアプリ上で完了し、メニューは中国八大料理40種。
<調理>

料理は、有名シェフが監修したレシピに基づき5台の調理ロボットが調理する。
調理ロボットは1日に600食以上を調理しており、各テーブルで注文された料理は平均15分~30分ですべて揃う。
<配膳ロボット>

出来上がった料理は配膳ロボットによりテーブルまで自動で配膳ルートを計算し、1日に約20kmを移動している。
1日500回以上テーブルに料理を運んでおり、オープンした2018年11月10日から2018年末までに移動した距離は累計1000kmにおよぶという。
なお、レストラン内には、20人収納可能な180°投影個室他、料理の待ち時間にゲームを楽しむことができるゲーム機エリアがある。
エンドユーザーに料理を提供するまでのサプライチェーンを均一化するセントラルキッチンを構築し、スマートレストラン運営システムの確立を進めている。
顧客のビックデータから毎日必要な材料を正確に仕入れ、最適化されたオペレーションによって最高の食事体験を提供する。