ローソン/3~8月は、食品スーパー代替商品で客単価が上昇
2017年10月13日 17:30 / 決算
ローソンが10月11日に発表した2018年2月期第2四半期決算によると、既存店の客数は830人(前年同期比0.5%減)、客単価612円(1.5%増)となった。
商品政策では、夕夜間強化・生活支援強化を打ち出し、日配食品や冷凍食品など、日常的に購入されるカテゴリーを中心とする「ローソンセレクト」の品そろえや、サラダのリニューアルによるデリカカテゴリーの品そろえを充実させたほか、コアカテゴリーである米飯などについても、商品力の強化に取り組んだ。
その結果、5点以上を購入する客数が増加し、客単価が上昇した。
国内コンビニエンスストア事業の商品群別チェーン全店売上高は、ファスト・フード244億6000万円、日配食品137億4000万円、加工食品526億6000万円・うちタバコ250億円、非食品90億4000万円となった。
総粗利益率は、ファスト・フード38.0%、日配食品34.3%、加工食品24.1%・うちタバコ10.8%、非食品50.3%だった。
全店の平均日販は54万9000円、新店平均日販は49万7000円となった。
中期経営ビジョンとして、2021年度に連結営業利益1000億円以上、日販60万円、国内CVS店舗数1万8000店を計画する。
ローソン型次世代CVSモデルを構築し、「夕夜間に求めれられるお店」を実現するため、店内調理商品を拡大する。
上期は5月に、健康的な食事を気遣う人からも好評な「ブランパンシリーズ」に、「ブラン入り食パン」や「ブランのあんぱん」など、新たに5品を追加で発売した。
今後も、健康関連商品のカテゴリーを拡充し、美味しくて健康を実現することを継続し、2019年度には、健康系商品の売上高で3800億円を目指す。
2018年2月期第2四半期のチェーン全店売上高は1兆662億9200万円(3.7%増)、売上高1890億8300万円(5.0%増)、営業利益311億8500万円(1.8%減)、経常利益309億5600万円(1.8%増)、当期利益203億6800万円(11.8%増)だった。
ローソングループ全体の「ローソン」「ナチュラルローソン」「ローソンストア100」の国内の出店数は493店、閉店数は154店となり、8月末日現在の国内総店舗数は1万3450店となった。
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