アダストリア/2月期、基幹ブランド好調により営業利益43.7%増
2019年04月05日 11:30 / 決算
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アダストリアが4月4日に発表した2019年2月期の連結決算によると、売上高2226億6400万円(前期比0.1%減)、営業利益71億9000万円(43.7%増)、経常利益73億4500万円(35.3%増)、親会社に帰属する当期利益38億9000万円(4.5倍)となった。
国内売上高は、4月から5月にかけて夏物商品の販売が苦戦したものの、夏物セールと晩夏商品投入時期の前倒しや、意思決定・情報共有の環境を整備して商品力を強化したことなどの対策が奏功し、6月以降は概ね回復基調となった結果、通期の売上高は前期とほぼ同じ水準となった。
ブランド別では、「ニコアンド」が年間を通じて好調を維持したほか、秋冬商戦以降は、「グローバルワーク」、「ローリーズファーム」が復調し、これらの基幹ブランドが全体の売上を牽引した。
海外売上高は、前期比4.8%の増加。台湾と韓国で売上を伸ばした一方、香港と中国事業のリストラを進めた影響でアジア地域の売上高が減少したが、前期に実施した米国Velvet,LLCの連結子会社化に伴う売上の寄与があった。
店舗展開は、91店舗の出店(内、海外11店舗)、167店舗の退店(内、海外53店舗)などの結果、2019年2月末におけるグループ店舗数は、1427店舗(内、海外85店舗)だった。
特に香港・中国事業においては、前期に策定した事業再構築の方針に沿って、不採算店を順調に閉鎖した。
収益面では、夏物商品の販売が苦戦したことによる値下げ販売の影響が尾を引き、売上総利益率は53.9%(前年同期比0.3ポイント減)となった。
販売費及び一般管理費は、前期に発生した本部の移転費用の負担が無くなったことや、トリニティアーツの連結子会社化に伴うのれんの償却が第2四半期末で完了したことなどにより、前年同期比で29億59百万円減少した結果、販管費率は50.7%(前年同期比1.3ポイント減)となり、営業利益率は3.2%(前年同期比1.0ポイント増)。
特別損益は、特別利益として、投資有価証券売却益2億100万円を計上した一方、特別損失として、店舗の減損損失9億8500万円を計上した。
次期は、売上高2250億円(1.0%増)、営業利益100億円(39.1%増)、経常利益100億円(36.1%増)、親会社に帰属する当期利益60億円(54.2%増)を見込んでいる。
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