ゼンショーHD 決算/4~6月増収増益、すき家・はま寿司が好調
2024年08月09日 17:01 / 決算
ゼンショーホールディングスが8月9日に発表した2025年3月期第1四半期決算によると、売上高2665億8300万円(前年同期比24.4%増)、営業利益172億4700万円(80.1%増)、経常利益170億2300万円(84.2%増)、親会社に帰属する当期利益107億9600万円(61.7%増)となった。
各セグメントの既存店売上高前年比は、「グローバルすき家」で7.5%増、「グローバルはま寿司」で16.0%増、「グローバルファストフード」で7.4%増、「レストラン」で12.6%増、「小売」で2.3%減。
6月末までに316店舗出店、84店舗退店した結果、1万5341店舗(FC8134店舗含む)となっている。
「グローバルすき家」の売上高は、684億6700万円(11.0%増)、営業利益は、54億4500万円(46.8%増)
国内すき家では、「明太マヨチーズ牛丼」、「めかぶオクラ牛丼」などを販売した。
6月末の店舗数は、15店舗出店、25店舗退店した結果、2622店舗(国内1953店舗、海外669店舗)。
「グローバルはま寿司」の売上高は、545億5100万円(23.7%増)、営業利益は、38億1200万円(116.3%増)。
日本と中国などに展開しており、新鮮な海産物を使用した寿司に加え、麺類やデザート、ドリンクなどのサイドメニューも充実させている。
6月末の店舗数は、13店舗出店した結果、680店舗(国内611店舗、海外69店舗)。
「グローバルファストフード」の売上高は、773億5300万円(65.2%増)、営業利益は60億6600万円(129.8%増)。
親子丼・京風うどん「なか卯」、ハンバーガーチェーンの「ロッテリア」、とんかつ専門店の「かつ庵」などが含まれる。
6月末の店舗数は、285店舗出店、54店舗退店した結果、10,703店舗(国内986店舗、海外9717店舗、FC8057店舗含む)
「レストラン」の売上高は、363億4800万円(12.3%増)、営業利益23億600万円(195.6%増)。
ファミリーレストランの「ココス」は、季節感を重視したフェアメニューの積極的な導入により商品を強化。専門店にも負けない本格的な味、サービス水準を追求している。
パスタ専門店の「ジョリーパスタ」、ハンバーグ&ステーキレストランの「ビッグボーイ」、厳選された牛肉を提供する焼き肉チェーン店の「熟成焼肉いちばん」、本格イタリアンレストランの「オリーブの丘」、和食レストランの「華屋与兵衛」なども含まれる。
6月末の店舗数は、1店舗出店、2店舗退店した結果、1188店舗(FC77店舗含む)。
小売の売上高は、190億2900万円(前年同期比2.7%減)、営業損失は4億5000万円(前年同期は営業損失3億8500万円)。北関東中心に展開しているスーパーマーケット「マルヤ」、「ジョイフーズ」、青果販売を行っているユナイテッドベジーズなどが含まれる。
6月末の店舗数は、1店舗出店、3店舗退店した結果、130店舗となった。
通期は、売上高1兆800億円(11.8%増)、営業利益625億円(16.4%増)、経常利益615億円(20.8%増)、親会社に帰属する当期利益370億円(20.5%増)を見込んでいる。
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