イオン/9月は、上場50周年記念セールなどでイオンリテール既存店2.6%増

2024年10月10日 17:18 / 月次

イオンが発表した9月度の主な連結各社の月次売上高によると、既存店売上高(前年同期比)は、総合スーパーのイオンリテール2.6%増、イオン北海道2.3%増、イオン九州5.6%増となった。

また、スーパーマーケットのマックスバリュ東海0.1%増、フジ2.0%増、いなげや3.7%増だった。ミニストップは0.6%減、コックス8.4%増、ジーフット0.8%減、キャンドゥ3.9%増となっている。

<主な連結各社の9月売上高前期比伸び率一覧>

業態 社名 前年同期比
全店 既存店
GMS イオンリテール 2.7%増 2.6%増
イオン北海道 5.0%増 2.3%増
イオン九州 5.3%増 5.6%増
SM マックスバリュ東海 1.1%増 0.1%増
フジ 0.9%増 2.0%増
いなげや 2.5%増 3.7%増
CVS
専門店
ミニストップ 0.6%減 0.6%減
コックス 7.5%増 8.4%増
ジーフット 5.9%減 0.8%減
キャンドゥ 3.3%増 3.9%増

9月は、全国的に記録的な残暑が続く中、涼しいショッピングモールで買物を楽しめるご当地フェアなどのイベントを強化。トップバリュでは、家計への負担を軽減するため、全国約1万店舗で、カップ麺やペットボトル飲料など日常的に必要とされる19品目の商品を厳選して値下げした。2024年度の値下げ商品は累計で79品目に達している。

総合小売事業のイオンリテールは、「イオン株式上場50周年記念セール」を開催。50周年にちなんだオリジナル企画商品や、最大50%増量の商品など期間限定の特別商品を展開。敬老の日の3連休には、本鮪やステーキなどのごちそうメニューを強化した結果、既存店売上高が4カ月連続で前年実績を上回った。

部門別では、グロサリーや農産、水産、畜産が好調。既存店の食品売上高は前年を25カ月連続で上回った。衣料品では、敬老の日に対応した商品としてシニアカジュアルの販売が好調。住居余暇関連では、残暑の影響で空調家電の売上が伸びた。さらに、外出需要に対応した化粧品が好調で、ヘルス&ビューティケアの既存店売上高は31カ月連続で前年を超えている。

スーパーマーケット事業では、主要企業10社計の既存店客数が6カ月連続で前年を上回り、既存店売上高も19カ月連続で前年を超えた。

マックスバリュ東海では、地元で長く親しまれている商品や地元企業が生産する商品の品ぞろえを拡充するため、毎年恒例の「じもの商品大商談会」を開催。フジでは、2010年にスタートしたフジネットスーパー「おまかせくん」がリニューアル1周年を迎え、視覚障がいのある人も利用できるサービスの向上に努めた結果、登録者数が2万人を突破している。

サービス・専門店事業のコックスでは、猛暑の影響で夏物商品の売上が例年以上に好調。秋物商品の売上は緩やかに伸びた。商品動向としては、メンズではストレッチパンツや長袖Tシャツ、レディスではデザインカットソーやバンドカラーシャツが好調だったという。

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