国分グループ本社 決算/24年度売上高2兆1573億円、過去最高を更新
2025年02月27日 16:31 / 決算
国分グループ本社が2月27日発表した2024年度の業績は売上高2兆1573億7500万円(前期比4.3%増)、連結経常利益273億9600万円(13.2%増)、親会社株主に帰属する当期純利益174億4800万円(9.9%増)だった。
4期連続の増収増益となり、2024年度は売上高と利益のいずれでも過去最高となった。
売上高の内訳は食品1兆4181億100万円(4.8%増)、酒類6416億9300万円(2.8%増)、その他975億8000万円(6.4%増)となっている。
同日行われた決算会見で、国分晃社長は「2024年度は冷凍・チルドの売上高が5000億円に近づくなど、食のバリューチェーンのより幅広い価値を獲得する力を得た。2025年度は第11次長期経営計画の最終年度で、第12次長計の土台となる重要な年。物流・情報システム関連の役務収益拡大、パートナーとの共創・DXのさらなる強化、赤字事業の改善などに取り組む」と力強く語った。
2024年度は、DX面ではAIにより暗黙知を形式知として見える化し、営業が実践知として活用できるデータベース「ナレッジレポート」を導入。食の価値創造を実現する企業としての取り組みが進んだ。
毎年30~40人のデジタルエバンジェリストを育成し、現在100人を超えている。それぞれが学んだDXの知識を現場の業務に生かしている。生成AI「KAIWA」の活用・定着にも貢献しているという。
また、AI需要予測WING3を全288倉庫に導入した。
流通に新たな価値を提供すべく、青果物流に強みを持つ伊吹運輸、ヘルスケアサービスのSOULA(ソウラ)など共創圏パートナーとの取り組み実績は、累計で215件となった。
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