プロジェクトGLP 「GLP座間」
2017年01月18日 14:22 / 流通最前線トレンド&マーケティング
最高の立地に最先端の技術を盛り込む
【内覧のお問い合わせ】事業開発部 03-6858-2276(久保)
GLP座間は2014年に着工し、竣工は2015年6月末日。竣工当初は延床面積13万㎡の巨大な最新物流施設として注目を集めた。当時GLPの竣工済み物件では最大級の物流施設だった。
開発の背景について、事業開発部グループリーダーの松脇 隆ヴァイスプレジデント(以下松脇氏)は「この場所は旧日産座間工場跡ですが、電車・バス等の交通の便がよく、顧客のニーズが高い立地であると思っていました。従業員・パート確保では近隣に住宅街があり、バイク・自転車等で通える距離に物件があることは大きなメリットでした」と話す。
交通面では、東名高速・圏央道と2経路の高速道路を利用可能だ。東名高速「横浜町田」ICから約6.1㎞の位置にあり、国道246号も至近を通っている。さらに平成29年度末には綾瀬にスマートICが開設される予定だ。圏央道「圏央厚木」ICからは約8.2㎞となる。事業開発部の駒 俊志シニアマネージャー(以下駒氏)は「当初から顧客との折衝の中で、この立地はニーズがあると感じていました。神奈川県央部に位置するということで、横浜市、川崎市、さらに東京の城南地域への配送拠点として使え、人口密集地へのエリア配送需要が多いと思っていました」と話す。
また、旧日産座間工場があった時代から周辺には人口が集積しており、労働力確保が容易な立地と考えていた。加えてGLPの付加価値サービスとして、人材確保のために大手人材派遣会社と業務提携し、物件周辺の労働人口、年齢、性別、雇用形態にあわせ、戦略的で効果的な人材募集・人材確保をサポートしている。
松脇氏は「現在、従業員・パートの確保は非常に厳しい時代です。その点、GLP座間では大手人材派遣会社と提携しており、例えば数日間だけ雇用するなどの、柔軟な対応を図ることが出来ます。これは、地元の住民にも派遣会社にも、もちろん雇用するテナント企業にも、地元で働きたいというパートさんにも大変喜ばれています」と語るように、お中元・お歳暮商戦、クリスマス・年末商戦などのスポットで雇用する場合の大きな力になっている。
GLP座間は立地の有利さだけでなく、BCP対策や環境配慮を盛り込んで開発された。営業・管理部門が顧客からのヒアリングによりこれらの要望を形にした。
2011年3月11日の東日本大震災や近いところでは2016年4月14日の熊本地震に見るように、BCP対策、すなわち事業継続性の重要さが、多くの企業に強く認識された。
「BCP対策については、本当にたくさんの企業から要望をいただきました。特に物流倉庫の大切さは、東日本大震災時、いち早くコンビニにおにぎりやパンを並べる必要があったことからも分かるように、社会的インフラの役割も果たす重要なものとなっています。企業の継続性を担保するため、GLP座間では免震構造の採用など、さまざまなハード・ソフト面の充実を図っています」と駒氏。
GLP座間では災害時における事業継続性確保のために、大地震においても機能を発揮する免震構造を採用。バックアップ電源設備の採用により、停電時においても防災センター、事務所エリアの照明・コンセントが利用可能となり、また全館セキュリティー機能も確保している。さらに、地下水供給設備採用により、断水・停電時においてもトイレが利用可能となっている。トイレについては、阪神大震災や東日本大震災時に飲み水の供給はある程度スムーズだったにも関わらず、トイレの水に苦労したという事実に基づいている。
「今後も南海トラフ、関東大震災と自然災害が予測されているだけに、商品ももちろんですが、働いている従業員の安全を一番に考える企業が増えてきました。災害時に商品が出荷できなくなることで、市場シェアが落ちてしまうことを心配される企業も多いのです。このGLP座間はハザードマップ上で水害もなければ地盤も固い立地と記載されており、まさに理想的な場所に立地しています」と松脇氏はこの魅力的な立地を強調した。
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