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壱番屋は1月19日、産業廃棄物処理業者ダイコーによる、自社廃棄食品の不正転売問題を受けて再発防止策を発表した。
廃棄物の処理方法を変更し、製品そのままの形での廃棄は行わず、包材から取り出して、生産副産物として発生する堆肥の原料に混ぜたりするなどの対応を行う。
やむを得ず製品の形のまま廃棄する場合は、自社工場排出の段階から産業廃棄物処理業者での処理まで社員が必ず立ち会い、確実に全量が処理されたことを目視確認する。
本件発覚後、ダイコーとの取引は即刻停止したが、新たな産業廃棄物処理の取引先選定に当たっては、十分慎重に行うとともに、取引後の処理状況などの点検も、より実効性のある手法を研究検討する。
ダイコーは、多くの自治体から産業廃棄物を取り扱う業者として許可を受けており、大手食品メーカーなどとの取引実績、食品リサイクルによる環境問題の取り組み等々から判断し、自社が長年の信頼を置いてきた取引先だった。
産業廃棄物関連法令に則り、ダイコーからのマニフェスト伝票による最終処理の確認や廃棄物処理場への年1回の立ち入り確認などを行っていたが、結果として不正転売問題が発生したという。
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