ネスレ/KandaQuantumと顧客対応に関するAI活用で共同研究
2023年07月12日 10:00 / IT・システム
ネスレ日本は7月11日、ジェネレーティブ AI・量子コンピューターに強みを持つ、KandaQuantumと、ジェネレーティブ AIの活用による顧客対応サービスレベルの向上を目指すための共同研究を開始したと発表した。
ジェネレーティブ AI(生成AI)とは、画像、文章、音声、プログラムコード、構造化データなどさまざまなコンテンツを自動作成できるAI(人工知能)のこと。
従来のAIが決められた行為の自動化が目的であるのに対し、ジェネレーティブ AIはデータのパターンや関係を学習し、新しいコンテンツを生成することを目的としている。
ネスレ日本は、「チャットで自動応答をするだけではなく、要約・課題抽出することができる人工知能ツール」であるジェネレーティブ AIを顧客対応窓口において活用すべく、共同研究を実施する。
人に寄り添う仕事とAIの高度な能力を調和させ、これまで人間だけが行うことができた、きめ細かな顧客対応を洗練させることを目指す。
顧客対応のスキルやナレッジを、KandaQuantumのジェネレーティブAIの統合支援プラットフォームで、リアルタイムに顧客情報を分析し、その情報をもとに最適な顧客対応をサポートする「CalqWorks」をベースに、顧客対応領域に最適化したい考え。
KandaQuantumは、人々の働き方をAIと量子コンピューター技術で変革する「共創の基盤を創る」をミッションにしている。2023年6月末に開催された、登録者1万人超えの最大のベンチャーイベントIVS 2023 KYOTOにて、全国から選ばれたジェネレーティブAI関連のスタートアップの中で審査員賞を受けた。
■KandaQuantum
所在地:東京都千代田区麹町6-6-2 番町麹町ビルディング5階
設立:2020年6月
代表者:代表 取締役 元木大介
https://kandaquantum.com/
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