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ショッピングセンター/5月は休日日数減少・天候不順で、4カ月ぶり減収

2018年06月25日 09:50 / 月次

日本ショッピング協会が6月22日に発表した5月のショッピングセンター(SC)販売状況によると、既存SC売上高の前年同月比は2.8%減となった。

<既存SC売上高伸長率推移>
既存SC売上高伸長率推移

5月度の既存SC売上高は、曜日配列によりGWの休日日数が前年より1日減少したことや、全国的に天候不順であった影響もあり、総合で2.8%減と4カ月ぶりに前年を下回った。

前年から概ね好調に推移していたテナントも2.7%減と4カ月ぶりのマイナスとなった。キーテナントは3.5%減となり、4カ月連続で前年を下回る厳しい状況が続いている。

立地別・構成別をみると、中心地域は大都市は前年並みだったものの、中都市で苦戦し、1.3%減(前月は2.9%増)と前月から4.2ポイントの大幅な悪化となった。周辺地域は3.5%減、テナント、キーテナントともに前年を下回った。

立地別・地域別では、総合は全ての地域で前年を下回った。マイナス幅が大きかった上位3地域は、四国(5.2%減)、中国(4.9%減)、九州・沖縄(4.0%減)で、西日本の落ち込みが大きかった。

都市規模別では、政令指定都市の総合が1.6%減、その他の地域が3.7%減となり、両者ともに前年を下回った。

政令指定都市ではリニューアル効果が続く千葉市(1.7%増)と川崎市(1.1%増)が前年同月比プラスを維持した。キーテナントは全ての都市、地域でマイナスとなった。

業種毎の好調・不振をみると、テナントではサービスの好調が続いている。一方、月前半、気温が低めに推移したことなどにより夏物衣料が伸び悩み、衣料品全般について苦戦していると回答したSCが前月より大幅に増えた。

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