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カジュアル衣料/6月既存店ユニクロ10.2%減、しまむら0.2%減

2022年07月21日 13:20 / 月次

カジュアル衣料4社の6月度の営業概況によると、既存店売上はユニクロ10.2%減、しまむら0.2%減、西松屋2.1%減、ハニーズ15.0%増となった。

社名 既存店売上高(前年同月比) 全店売上高(前年同月比)
ユニクロ 10.2%減 8.9%減
しまむら 0.2%減 0.5%減
西松屋 2.1%減 1.3%増
ハニーズ 15.0%増 15.3%増

 

■国内ユニクロ事業(2021年8月期:売上高8426億円)
既存店(708店)+Eコマースの売上高は10.2%減、客数15.8%減、客単価6.6%増
直営店(789店)+Eコマースの売上高は8.9%減、客数14.6%減、客単価6.7%増
出退店は、出店5店、退店1店だった。

感謝祭を6月から5月に前倒ししたため、感謝祭の実施期間が前年に比べ8日間減少したことで、6月は大幅な減収となった。ただし、感謝祭の月ずれの影響を除くと、6月も好調だった。なお、5月、6月合計の既存店売上高は、前年比で増収と、好調な販売となった。

■しまむら事業(2022年2月期:売上高4401億円)
既存店売上は0.2%減
全店売上0.5%減、客数1.3%減、客単価0.8%増
出店1、退店1で月末店舗数1421店

6月度は、お出掛け用の婦人アウター衣料とバッグや帽子が売上を伸ばし、婦人ティーンズ向けのトレンド商品も好調だった。婦人アウターでは、サプライヤー共同開発ブランドの「HK WORKS LONDON」や「hareiro」のブラウスなどエレガンステイストの商品が売れ筋となった。また、レイングッズや子供用水着も好調だった。一方で、月度中旬以降に関東以北の気温が低下し、雨の日も多かったことで、夏物のTシャツや肌着、寝具の売上は昨年を下回った。

■西松屋チェーン(2022年2月期:売上高1630億円)
既存店売上高2.1%減、客数1.8%減、客単価0.3%減
全店売上1.3%増、客数1.8%増、客単価0.4%減
出店4店、退店1店で、月末店舗数は1046店舗

6月は、期間の中頃に気温が低下し、夏物衣料の売上高が前年を下回ったものの、水着やビーチバッグなどプール用品の売上高は前年を大きく上回った。また、育児・服飾雑貨の売上高は期間を通じて好調に推移した。

■ハニーズ(2022年5月期:売上高476億円)
既存店売上高15.0%増、客数6.3%増、客単価8.1%増
直営店売上高15.3%増、客数6.6%減、客単価8.1%増
出店0、退店1、月末店舗数870店

6月は、前半に気温が低い日が続き、羽織物やブラウスの動きが好調だったことに加え、20日以降気温の上昇とともに夏物が活発に動いたことで、既存店売上は前年を上回った。商品としては、カットソー、ブラウス、パンツが売れ筋となった。

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