ラーメン・カレー・定食/9月既存店売上8社そろって増
2022年10月27日 11:20 / 月次
ラーメン・カレー・定食8社が発表した9月の月次営業情報によると、既存店売上高は丸亀製麺10.2%増、王将フードサービス12.5%増、リンガーハット11.0%増、ハイデイ日高74.1%増、幸楽苑11.0%増、いきなりステーキ9.9%増、壱番屋9.3%増、大戸屋34.9%増だった。
9月度 | 既存店売上高前年同月比 | 全店売上高前年同月比 |
丸亀製麺 | 10.2%増 | ー |
王将フードサービス | 12.5%増 | 14.0%増 |
リンガーハット | 11.0%増 | ー |
ハイデイ日高 | 74.1%増 | 84.0%増 |
幸楽苑 | 11.0%増 | 6.4%増 |
いきなり!ステーキ | 9.9%増 | 0.1%増 |
壱番屋 | 9.3%増 | 8.5%増 |
大戸屋 | 34.9%増 | 30.6%増 |
■トリドールホールディングス(2022年3月期:売上高1533億円)
全業態既存店売上高12.5%増、全店の売上高13.6%増。
うち丸亀製麺は売上高10.2%増、客数6.5%増、客単価3.4%増。
出店14、閉店14で丸亀製麺828店舗、海外事業671店舗、その他237店舗の計1736店舗。
■王将フードサービス(2022年3月期:847億円)
既存店の売上高62億2600万円(12.5%増)、客数570万人(9.7%増)、客単価1092円(2.5%増)。
全店の売上高65億1200万円(14.0%増)、客数596万8000人(11.1%増)、客単価1091円(2.6%増)。
9月は出退店0、9月末店舗数731店舗。
9月は、感染者が急増した第7波の影響が続く中、台風の度重なる発生もあり、一部店舗で臨時休業や時短営業を余儀なくされたが、店内飲食売上が前年同月比45.0%増と大きく伸長。テークアウト&デリバリー売上も引き続き好調に推移した。
その結果、直営全店売上高は65億1200万円(14.0%増)、既存店売上高は62億2600万円(12.5%増)と大幅な増収を達成し、同月比過去最高売上を記録したコロナ前の2019年9月とほぼ同水準(2019年比0.1%減、曜日差を考慮すると1.7%増)の売上となった。
5月14日の価格改定以降、客単価だけでなく、客数も継続して前年を上回っているという。
■リンガーハット(2022年2月期:339億円)
既存店売上高9.5%増、客数6.8%増、客単価2.5%増。
うちリンガーハットは売上高11.0%増、客数8.8%増、客単価2.0%増。
浜かつは売上高2.8%増、客数4.8%減、客単価7.9%増。
全店売上高8.8%増、客数6.0%増、客単価2.6%増。
9月は出店0、退店2、期末店舗数はリンガーハット588、浜かつ84、その他5、合計677店。
■ハイデイ日高(2022年2月期:264億円)
既存店売上高74.1%増、客数40.1%増、客単価24.3%増。
全店売上高84.0%増、客数44.4%増、客単価27.4%増。
出退店0、店舗数442。
■幸楽苑(2022年3月期:売上高250億円)
既存店売上高11.0%増、客数0.3%減、客単価11.3%増、店舗数404店。
全店売上高6.4%増、客数4.3%減、客単価11.2%増、店舗数421店。
新型コロナウイルスの感染減少傾向となり、客数は前月まで6カ月連続で前年同月を上回っていたが、9月は0.3%減だった。
幅広い世代に人気で不朽のサッカー漫画『キャプテン翼』とのコラボを行い、幸楽苑店舗でシールをプレゼントするキャンペーンを開催した。
■ペッパーフードサービス(2021年12月期:売上高189億円)
いきなり!ステーキの既存店売上高9.9%増、客数0.0%、客単価9.8%増。
全店売上高0.1%増、客数8.5%減、客単価9.4%増、国内店舗数207店。
レストラン事業の既存店売上高26.6%増、客数10.7%増、客単価14.4%増。
全店売上高14.0%増、客数3.6%減、客単価18.2%増。国内12店舗。
9月17日~10月9日、女性Vtuberグループ「ホロライブ」所属の「猫又おかゆ」と復刻コラボを開催、いきなり!ステーキネットショップでコラボ商品の予約販売を実施した(勝ち猫おかゆんはんばーぐ復刻コラボセット税込み4980円)。
9月22日~10月31日、いきなり!ステーキ全店で希少部位を使用した「イチボステーキ」の販売している(150g1190円、200g1590円、300g1990円)。
■壱番屋(2022年2月期:売上高450億円)
既存店売上高9.3%増、客数6.6%増、客単価2.5%増。
全店売上高8.5%増、出店0、退店1、店舗数1463店。
客数は、台風14号の影響を受けたものの、前年の営業時間短縮要請がなくなったことなどから、6.6%増だった。
客単価は、ポークカレーやトッピングの価格を6月から値上げしたことにより、2.5%増となっている。
■大戸屋(2022年3月期:188億円)
既存店売上高34.9%増、客数25.5%増、客単価7.5%増、店舗数287店(FC店158店)。
全店売上高23億3521万円(30.6%増)、店舗数302店(FC店165店)。
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