旧東急プラザ渋谷跡地再開発/外装デザイン発表、商業施設のリーシング開始
2017年10月18日 19:05 / 店舗
道玄坂一丁目駅前地区市街地再開発組合と、同組合の組合員・参加組合員として参画している東急不動産は10月18日、共に事業を推進している「道玄坂一丁目駅前地区第一種市街地再開発事業」の外装デザインを発表し、商業施設のリーシングを開始した。
プロジェクトは、旧東急プラザ渋谷および隣接する街区を一体開発するもので、東急グループが関係者と共に推進中の渋谷駅周辺再開発のプロジェクトのひとつ。
新たな施設は高層部のオフィスに加え、中低層部に商業施設、1階の一部には空港リムジンバスも乗り入れるバスターミナルを設置する。
渋谷駅西口の新たな玄関口として、2019年秋の竣工を予定している。プロジェクト周辺の街路を、歩行者が快適な空間として一体的に整備し、地域とともに賑わいのある街並みづくりを進める
コンセプトは、多様な文化が混在する渋谷を表す「小さな物語の集積」とした。
渋谷は多種多様な人・文化・個性が混在しており、これまで「109ファッション」や「渋谷系ミュージック」などの多くの流行や文化を生み出し、成長してきた。
こうした新しい価値=「物語」が常にアップデートされていく渋谷の中で、プロジェクトは街のエネルギーが凝縮された結晶体のような建築を外装デザインの軸として表現した。
多様な形や色、素材が複雑に重なり合う外観は、見る角度や時間帯(日中・夕方・夜)、季節に応じて変化に富んださまざまな表現をもたらすという。
事業概要
事業主体:道玄坂一丁目駅前地区市街地再開発組合
所在地:東京都渋谷区道玄坂1-38(地番)
用途:店舗、事務所、駐車場など
敷地面積:約3336m2
延床面積:約5万8970m2
階数:地下4階地上18階(建築基準法上は19階)
高さ:約103m
施工者:清水建設
竣工:2019年秋(予定)
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