福岡空港/商業・ホテルなどの複合施設27年夏開業、180店舗新規オープン

2025年03月11日 13:16 / 店舗

福岡空港は4月、国内線ターミナルビルと一体となった、商業・ホテル・バスターミナル機能を有する11階建ての複合施設を整備開始する。

<施設イメージ>
福岡空港

複合施設は2027年夏頃に開業。飛行機に乗らない人でも利用できる保安検査場通過前エリアの店舗数が約180店舗増える。現在の国内線ターミナルビルと合わせて計約270店舗と国内空港最大級の店舗数となる予定だ。

コンセプトは「旅する空港」。空港ならではのエモーショナル(非日常)な空間で、ローカル(福岡・九州)とグローバル(アジア)を旅することができる唯一無二の商業施設を目指す。

<3~4階フロアイメージ>
福岡空港

各フロアにはテーマを設けている。アジアの熱気を旅するテーマの4階「日本最大のアジアンフードフロア」では、就航先のアジア各国の食文化が楽しめる。約8000m2の空間で40店舗越えの飲食・食物販がそろう。異国情緒あふれるユニークな街並みを再現し、レストランやフードコート、横丁といったさまざまな形態で顧客を迎える。

日本を旅する3階「日本キャラクター・体験型コンテンツフロア」では、新たな日本の文化を発信。世代・国籍問わず多くの人が楽しめる賑やかなフロアを形成するという。

<1~2階フロアイメージ>
福岡空港

福岡・九州を旅する2階「食と土産の集積フロア」は、出発フロアとの接続階でもある。ここには福岡・九州を中心とした日本各地の食物販や工芸品などを集積。出来立ての食品が味わえるライブ感あふれる「食べ歩きグルメゾーン」も新設する。

旅と日常を彩る1階「旅の準備と日常コンテンツフロア」は、到着フロアとの接続階でもある。ここでは旅の楽しみをアシストするトラベルグッズやサービス店をラインアップ。地域住民が利用できるスーパーマーケットなど、日常的に利用できる店舗も並ぶ。

<大階段>
福岡空港

到着口(北)正面には、1階~4階をつなぐ大階段を配置。フロアごとに異なる表情を見せることで、顧客を上階に誘導する。

<1階バスターミナル>
福岡空港

複合施設1階には、路線バスや高速バスの乗車拠点となるバスターミナルを新たに設置。屋内で出発直前まで快適に過ごせる環境を提供し、利便性・快適性の向上を図る。加えて、国内線・国際線連絡バスの専用道も新たに整備し、2階に国内線・国際線連絡バス乗降場を設けるという。

また、複合施設の5階~11階には西鉄ホテルズが出店し、「SOLARIA」ブランドホテルを展開。7タイプ全165室の客室を計画しており、上層階は滑走路や航空機が望める。サウナ付き大浴場やフィットネスなども併設し、さまざまなニーズに対応していく。

<施設概要>
福岡空港
福岡空港

■福岡空港国内線複合施設及び既存ターミナルビル増改築工事
施主:福岡国際空港
設計監理者:梓設計・隈研吾建築都市設計事務所・西日本技術開発共同企業体
施工者:大成建設
延床面積:約4万m2
総事業費:約450億円
主要用途:商業施設、ホテル、バスターミナル機能、空港機能ほか
階数:地上11階
スケジュール:2025年4月着工/2027年春頃竣工/2027年夏頃グランドオープン

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