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ソフトバンクロボティクス/スーパー、ドラッグ「清掃ロボ」無償提供

2020年04月15日 15:50 / 経営

ソフトバンクロボティクスは4月15日、新型コロナウイルス感染拡大による清掃業務に関するニーズの高まりにより、医療施設などの生活インフラとされる6業種を対象に、AI清掃ロボット「Whiz(ウィズ)」と科学的な清掃方法の確立をサポートする「施設清潔度診断サービス」を無償で提供すると発表した。

対象業種は、小売(スーパーマーケット・ドラッグストアなど)、医療施設、隔離施設、介護施設、官公庁、金融機関、駅、空港、工場、物流などとなっている。

同社が行った清掃従事者を対象とした、昨今のコロナウィルス対策の以前と以後の求められる清掃品質や清掃業務の内容の変化についての市場調査では、「現環境下で求められる清掃品質や清掃業務内容に変化があった」という回答が約56%だった。

また、「現環境下での清掃業務に恐怖や不安を感じる」という回答が約57%となるなど、物理的な作業負荷だけでなく心理的な負荷増大も顕著になっている。

特に生活インフラとされる施設では清掃へのニーズが高いため、清掃への負担もより大きくなっている。

そこで、ソフトバンクロボティクスは、人々の生活を最前線で支えている清掃員などの負担を軽減するため、国の緊急事態宣言発令後でも、業務を継続している施設での清掃を支援するために、生活インフラとされる6業種を対象に「Whiz」を無償で提供するとともに、科学的な清掃方法の確立をサポートする「施設清掃度診断サービス」を実施する。

「Whiz」は、主にカーペットなどの床の清掃を目的とする、自律走行が可能な乾式バキュームクリーナーのAI清掃ロボット。「Whiz」を手押しして清掃エリアの地図データを作成し、記憶させる。一度清掃ルートを作成・記憶すれば、後はスタートボタンを押すだけで記憶した地図データを基に清掃ルートを自律走行する。

清掃ルート上に人や障害物が出現しても、「Whiz」に搭載された複数のセンサーが検知することで、回避しながら走行することが可能だという。

「施設清潔度診断サービス」では、科学的に施設の床の清掃具合と空気中の清浄度を数値化し、清掃具合を把握することができる。同社が、ロボットと人間の清掃作業を分担させる清掃方法の構築をサポートすることで、施設をよりきれいにするとともに、清掃員の負荷を減らす解決策を提案する。

申込方法は、ソフトバンクロボティクスのウェブサイトより申し込む。

申込期間は4月15日~5月15日。無償提供期間は4月15日~6月30日の予定だ。

■ソフトバンクロボティクスの申し込みサイト
https://www.softbankrobotics.com/jp/event/clean-support/

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