トーホーストア/コノミヤへの株式譲渡を中止
2023年06月28日 10:30 / 経営
食品卸のトーホーは6月26日、大阪・京都などでスーパーマーケットを展開するコノミヤへの子会社トーホーストアの株式譲渡を中止すると発表した。
トーホーストアは、兵庫県南部で展開する地域密着型の食品スーパー。トーホーは昨年、トーホーストア全株式のコノミヤへの譲渡を公表していた。
しかし、コノミヤより5月上旬に今回の取引を断念したい旨の申し出があったことから、株式譲渡を中止することを決定したという。
また、同社としては、継続してトーホーストアの株式譲渡に向けた検討を進めているとしている。
トーホーの2023年1月期連結売上高は2155億7200万円、営業利益36億4900万円。うち、トーホーストアの売上高は161億4500万円、営業損失7億2800万円。競争激化の継続、閉店の影響により減収だった。食品価格の高騰をカバーできず、粗利率が悪化し、営業損失が拡大している。店舗数は34店舗(2022年11月現在)。
■スーパー買収の関連記事
肉のハナマサなど運営会社/東京北部で17店舗展開のスーパーみらべる買収
流通ニュースでは小売・流通業界に特化した
B2B専門のニュースを平日毎朝メール配信しています。