カクヤス/循環型プラットフォーム「Loop」に参画、日用品など今夏発売

2024年05月23日 11:19 / 経営

カクヤスグループは5月22日、首都圏を中心に酒類等の販売・デリバリーを手掛けるカクヤスが、Loop Japan合同会社が展開するリユースプラットフォーム「Loop」に参画し、リユース容器の使用商品を拡充すると発表した。

Loopは「捨てるという概念を捨てよう」をミッションに、グローバルに展開するリユースのプラットフォーム。使用済みの容器を回収・洗浄後、再利用することで使い捨てプラスチックを削減する取り組みを推進している。

一方のカクヤスは、自社配送だけでなく回収も強みにした2way型サービスが特長。販売したビール瓶や樽詰商品などのリターナブル容器の回収も行う。同サービスを活かし、Loopのリユース容器商品の取り扱いを拡大することで、環境課題への取り組みを推進していく。

<徳村取締役>

カクヤスの徳村健 取締役は「Loopのサイクル内に当社の2way型サービスをつなげることで、循環システムが便利で簡単に利用できることから参画した。既存システムをブラッシュアップして、次世代につなげる便利で簡単に利用できるリユース・サプライチェーンを作り上げたい。

取扱商品は、非酒類=日用品・食品が中心となる想定だ。まずは消費頻度が高くて、容器廃棄を伴う商材を販売していく。業務用洗剤や消毒液、リターナブル飲料、調味料を開発し、今夏に第一弾を発売する予定だ」と述べた。

<プラットフォーム>

既にリユースシステムが構築されているビール瓶等以外の商品を取り扱う。日用品などの容器のリユースサイクルを0から始めるには、コストがかかる。そこで、既にあるプラットフォームのLoopに参画。カクヤスの2way型サービスを簡単に組み込むことができた。

日用品や食料品などのオリジナル商品の開発を通じて、メーカーのリユース容器の商品展開の拡大と法人・個人客へのサステナビリティ活動の提案につなげていく。

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