流通ニュースは、流通全般の最新ニュースを発信しています。





中国EC物流/大手EC企業と宅配企業の戦略でセミナー

2016年08月22日 16:50 / セミナートピックス商品店舗海外経営

流通経済研究所は9月9日、「ネットとリアルから見る中国流通の今」シリーズセミナーの3回目として「中国EC物流の最新動向:大手EC企業と宅配企業の戦略」を開催する。

2015年中国宅配企業の年間取扱量は前年比48%増の206億7000万個。物流はEC成長の最大のボトルネックだと言われている。

今回の報告では、アリババ(菜鳥網絡)、京東、蘇寧、アマゾン中国といった主要企業がどのようにして物流体制を構築し、様々な課題に対応したのかについて整理する。

宅配大手5社の順豊、三通一達(申通、円通、中通、韻達)の最新動向に注目し、EC・越境ECの展開・取組み状況、海外物流ネットワークやコールドチェーンの整備状況、各社の相次ぐ株式上場について報告する。

■開催概要
日時:9月9日(金)13:15~17:30
会場:TKP市ヶ谷カンファレンスセンター
東京都新宿区市谷八幡町8
JR線・地下鉄各線 市ヶ谷駅より徒歩2分
受講料:1名35,000円(税込37,800円)
参加対象:中国市場に進出している、もしくは進出を検討しているメーカー、商社・卸売業、小売業、物流業、EC事業者など

■詳細・申し込み
http://www.dei.or.jp/seminar/seminar_160909.html

■プログラム
13:15~14:20
中国大手EC企業における物流体制の構築

・中国EC物流の概況
EC市場の膨張に伴う物流需要の拡大
EC物流における4つの問題点

・アリババ:菜鳥網絡による物流の情報化
菜鳥網絡の設立とCSN(China Smart Logistic Network)計画の実施
菜鳥驛站によるラストワンマイルの強化
伝票の電子化と物流の効率化
農村と越境ECへの取り組み

・京東:自社物流体制の堅持
物流面での課題と自社物流体制の構築
クラウドソーシングによるラストワンマイル問題への対応
農村地域への無人機導入の試み
コールドチェーンの取り組み

・蘇寧:既存リアル物流体制の活用と宅配事業の強化
宅配事業の展開と物流云プロジェクト
越境EC物流への取り組み
菜鳥との提携による相乗効果

・アマゾン中国:物流サービスの事業化
直営と外部委託を融合した物流体制の構築
越境ECによる物流サービスの展開

・まとめ:EC物流の課題と今後の予測
流通経済研究所
特任研究員 李 雪

14:35~15:45
大手物流企業の最新動向

・中国宅配業界の概況
中国宅配産業の発達状況
政府の関連政策とその影響
大手宅配企業の概要と競合状況

・宅配大手のEC・越境ECへの取組み
順豊のECサイト「順豊優選」の拡大
韻達の越境ECサイト「優逓愛」の展開
円通の「一城一品」の展開

・海外物流ネットワークの展開
海外企業との提携と拠点整備
越境ECに対応する宅配各社の物流体制

・コールドチェーンの展開
宅配業界でのコールドチェーンの整備状況
生鮮・冷凍食品、医薬品の配送に対応する順豊の戦略

・株式上場の動き
宅配企業への投資拡大
M&Aによる株式上場(申通、円通、順豊、韻達)

・まとめ:大手宅配企業の課題と今後の予測
流通経済研究所
特任研究員 李 雪

16:00~17:30 (ゲスト講演、逐次通訳あり)
中国越境ECにおける物流の現状と課題:菜鳥網絡(アリババ)の戦略を中心に

・中国越境EC物流の現状
越境EC物流の市場規模と基本モデル
大手EC企業の越境EC物流モデル
越境EC物流コスト構造と発生リスク

・越境EC実験区および保税区の現状
各実験区と保税区の物流面での相違点
越境EC新政策による影響と今後の動向
保税倉庫の運営状況と課題

・菜鳥網絡の戦略
菜鳥網絡の戦略ポジションと役割
越境ECにおける菜鳥網絡の事業モデルと事例
日本における菜鳥網絡の展開
天猫国際の出店企業の運営モデルと事例
アリババ研究院
産業チーム専門家 粟 日 氏

■問い合わせ
流通経済研究所
担当:伊藤、李(り)
住所:東京都千代田区九段南4-8-21 山脇ビル10階
電話:03-5213-4534

関連記事

セミナー 最新記事

一覧

最新ニュース

一覧