カインズ/新型コロナ対策「浦和美園店」で3密防ぐIoT実験
2020年05月21日 14:30 / 経営
Locarise(ローカライズ)とクレストは5月21日、「カインズ浦和美園店」(埼玉県さいたま市)にて、IoTを活用した新型コロナウイルス感染症に対応するソリューションlocarise TRAFFICの新機能「SIGNAL」の実証実験を開始したと発表した。
locarise TRAFFIC 「Signal」は、施設出入口に設置した高精度の3Dセンサーカメラでリアルタイムに入場数を把握、タブレット、デジタルサイネージでの入場規制表示が可能。新型コロナウィルス感染対策に挙げられている、3密「密閉」・「密集」・「密接」を防ぐ一助となる仕組み。
Xovis(本社スイス)の3Dセンサーカメラは世界最高水準の高精度で、その視認率は99%。店舗出入口の天井に設置を行いディスプレイと連携するだけで、正確な来店状況をリアルタイムに表示する。
3Dセンサーで計測した来店数をディスプレイへリアルタイムに信号機のような緑・黄・赤色で表示する。注意(黄色)と規制(赤色)の表示人数設定でき、ディスプレイの表示が変わることで、来店客の行動変化を促す。
買物客は、店舗内の混雑状況を表示することで、安心して買物でき、また従業員は店舗内の3密による感染リスク、顧客対応のストレスが軽減されることが期待される。
カインズは、4月18日より、新型コロナウイルス感染防止の対策として、全店一律で営業時間を短縮し、開店時間を10時、閉店時間を18時(5月19日現在)としている。駐車場の入庫制限、入店人数の制限、Googleマップの店舗情報では混雑状況を確認できるようにするなど店内混雑の緩和を図っている。
■問い合わせ先
Locarise(ローカライズ)
E-Mail:marketing@locarise.com
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