セブンイレブン/地域経済・観光・健康をテーマに共創パートナー募集

2024年07月24日 14:08 / 経営

eiiconが運営する日本最大級のオープンイノベーションプラットフォーム「AUBA(アウバ)」はこのほど、セブン‐イレブン・ジャパンとともに、共創プログラム「Seven-Eleven Japan Innovation Program 2024」を開催し、共創パートナーの募集を開始した。

<共創パートナー募集開始>

セブン-イレブン・ジャパンが「地域経済」「観光」「健康」をテーマに、共創パートナーを募集するもの。書類選考・面談選考を通過したパートナーは、11月5日・6日に実施する「セブン – イレブン・ジャパン BUSINESS BUILD 2024」に参加する。ここで採択された事業共創アイデアの社会実装に向けたインキュベーション・実証実験を進めていく。

募集テーマのうち、まず1つ目の「地域経済」には、セブン-イレブンが立地する地域には、地域の魅力発信、地域コミュニティの希薄化、地域産業の活力、暮らし機能の維持、風習、祭事、防災、企業の後継者問題といった課題が存在する。地域の顧客と直接の接点をもつセブン-イレブンだからこそできる、課題解決のモデルをつくる共創アイデアを募集する。

2つ目の「観光」には、インバウンド需要が拡大する中、海外からの観光客側には言語の壁、検索・予約の難易度、シームレスで快適な移動、受け入れる地域側には観光資源のPR、人手不足、オーバーツーリズムなどの課題を持つ。観光のあらゆるシーンを支え、地域内外の顧客に新たな価値を提供する、顧客に寄り添う共創アイデアを募集する。

3つ目の「健康」には、Z世代が陥りやすい運動不足、不規則な生活、デジタルコミュニケーションと、中高年の生活習慣病をはじめとした食事や運動、睡眠への課題がある。セブン-イレブンの顧客一人ひとりが大切にしたい健康と向き合い、メンタルヘルス、コンディショニング、未病領域など新しい価値創出を実現するための共創アイデアを募集する。

一方、セブン-イレブンが提供できるアセットは大きく3つ。

まず1つ目は、全国2万1000店舗以上のセブン-イレブン店舗を中心とする「リアルプラットフォーム」。チェーン全体で2000万人/日の来店がある顧客との直接的な接点をもつ。地域コミュニティ機能や、アプリを使った宅配サービス「7NOW(セブンナウ)」によるプッシュ型のアプローチにも取り組んでいる。

2つ目は、膨大な顧客データを有する「デジタルプラットフォーム」。アクセスできるデジタルアセットの規模も強み。将来的に、DL数2200万人、MAU860万人の顧客とつながる「セブン-イレブンアプリ」や、8100万人以上のnanaco会員データを活かしたサービス展開の可能性も拓ける。

3つ目は、商品開発、供給、販売まで一気通貫した「サプライチェーン」。業界や企業の垣根を超えたチームマーチャンダイジングや、セブン-イレブンのオリジナル商品だけを作る食品工場による商品供給が可能だ。

なお、eiiconとセブン‐イレブンによるイノベーションプログラムは、初の取り組み。eiiconは、セブン‐イレブンと応募企業との共創による新たなプロジェクトの実現・事業化に向け、企画・専用Webサイトの設置・運用からPR戦略まで、プログラムの運営全般をサポートしていく。

■プログラムのスケジュール
2024年7月31日:早期応募締切(提案内容への事前フィードバックあり)
2024年8月26日:最終応募締切
2024年8月下旬~10月初旬:書類選考・面談選考
2024年11月5日・6日:「セブン – イレブン・ジャパン BUSINESS BUILD 2024」(書類選考・面談選考を通過したパートナーとセブン-イレブン担当者が一堂に会し、2日間で共創アイデアをブラッシュアップ。事業の骨組みまで創る。会場は都内予定)
2024年11月中旬~2025年2月中旬:インキュベーション期間・PoC実施
2025年3月上旬:最終報告会、事業化に向けた継続判断

■セブン-イレブン×AUBA「Seven-Eleven Japan Innovation Program 2024」
https://eiicon.net/about/sej2024/

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