ファミマ/値下げシールを「涙目シール」に変更、3/11に東海地方から
2025年03月03日 11:56 / 経営
ファミリーマートは3月11日から、消費期限の迫ったおむすびや弁当などの中食商品の値下げシールを「涙目シール」に変更する。
東海地方(愛知県・岐阜県・三重県・静岡県の一部)の店舗から導入を開始し、順次全国の店舗に拡大する。
「涙目シール」は、値下げ金額だけでなく「たすけてください」とメッセージなども添える。
金額ごとに全部で7種類のデザインを用意した(10円、20円、30円、50円、100円、120円、150円)。
デザイン選定では「消費者の共感を得られること」や「食品ロスの問題点を効果的に訴求できること」などを基準に複数のイラストデザインを作成。消費者モニターの評価を踏まえ、食品ロス削減につながると最も支持されたメッセージとキャラクターのデザインを採用したという。
同社が2024年10月に実施した実証実験でも「涙目で思わず助けたくなるイラストだったので手に取った」「食品ロス削減に関心があるので賛同して購入した」などの好意的な意見が寄せられた。
今回の全国展開にあたって、実証事件の意見をもとに「たすけてください」のメッセージや、キャラクターの表情を大きく表示するようデザインを一部変更した。
涙目シールは、東海地方で導入し、それ以外の地域は4月以降順次導入を進める。
また、おむすび・弁当・寿司など米飯商品のうちチルド温度帯の商品を除いた約70品目について、消費期限を2時間延長する取り組みも実施。これにより店舗での食品ロスを一層削減する狙い。
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