バロー/富士通のデータ連携基盤を導入、サプライチェーンの最適化目指す

2025年03月04日 11:44 / IT・システム

バローホールディングスは3月4日、取引先とのデータ連携基盤として富士通の「Fujitsu Supply Chain
Data Service(SCDS)」をグループ各社に順次導入していくと発表した。サプライチェーン全体の最適化を目指す。

<システムイメージ>
システムのイメージ

バローHDはこれまで、受発注や販売実績、在庫情報など取り扱うデータごとに複数のデータ連携システムを活用していた。今回「SCDS」に集約し、システムコストの低減につなげる。

「SCDS」では、受発注業務だけでなく、取引先を含めた企業間での在庫や物流などさまざまなデータの連携・蓄積・活用も可能になるという。

すでに2月10日からバローグループの中部ミートで運用を開始。今後、バローや中部薬品、アレンザホールディングスなどグループ8社で既存のEDI(電子データ交換)サービスの後継として「SCDS」に移行していく。

同社グループは約20の製造・調達会社に加え自社物流網を持っており、グループ内だけでなく取引先との情報連携が必要と判断。そうした中で、既存のEDIサービスを提供する富士通が「物流情報標準ガイドライン」の策定に参画してデータ流通の標準化検討や要素技術研究に携わり、業界横断データ基盤の検討を進めていたことから、バローHDのニーズと合致した。

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