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7-Eleven/Speedwayとの統合で、2023年度に8億ドルのシナジー見込む

2023年03月10日 14:10 / 海外

セブン&アイ・ホールディングスは3月9日、北米CVS事業の中核を担う7-Eleven, Inc.(SEI)が、中期的に取り組む4つの重要戦略分野を発表した。

まず、フレッシュフード、専用飲料、プライベートブランド商品の開発と販売の強化により、オリジナル商品の売上シェアを2025年度まで34%にまで伸長すると同時に、商品荒利率の向上とバリューチェーンの強化を継続する。

次に、ネットコンビニ「7NOW デリバリー」において、高品質且つ即食性のある商品を迅速(全国平均約28分)に届ける価値提案により、その成長をさらに加速させ、2025年度には売上10億ドルを目指す。

また、Speedwayとの統合を完遂し、2023年度に8億ドルのシナジーを実現する。さらに、細分化された米国市場において、M&Aと新規出店の両方を通じて市場におけるシェアを高め、事業成長を継続する計画だ。

<スピードウェイ>
スピードウェイ

同日開いた記者会見で、セブン&アイ・ホールディングスの丸山好道取締役常務執行役員は、「北米SEIでは、スピードウェイの統合効果として、当初買収3年で発現すべきシナジーが、1年7カ月で前倒しで実現できている。それから、フレッシュフードの取り組みが順調に進んでることもあり、利益も順調に伸びている。その結果、利益水準としては、当初の中期経営計画に比べて10ポイント以上、上振れする。一方で、アメリカでは、インフレの進行に伴って設備投資を含む様々な見直しを行っている。特に投資では、ハードルレートをさらに引き上げて投資を厳選しているので、フリーキャッシュフローの水準が当初想定よりも大きく上振れしている」と業績概要を解説している。

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