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マックスバリュ西日本/3~8月、新規MD導入も営業利益30.9%減

2019年10月10日 12:20 / 決算

マックスバリュ西日本が10月9日に発表した2020年2月期第2四半期決算によると、営業収益2703億4100万円(前年同期比95.4%増)、営業利益8億800万円(30.9%減)、経常利益9億3100万円(29.8%減)、親会社に帰属する当期損失1億3600万円(前期は8億2400万円の利益)となった。

<マックスバリュ西日本のホームページ>
マックスバリュ西日本のホームページ

マックスバリュ西日本では、継続して需要が伸長している「即食」商品の販売強化、とりわけデリカ部門の強化を行った。ホットデリカ部門では16時以降の販売数量を上げるために、他部門からの応援体制を含め製造体制を見直し、ボリューム感のある売場作りに取り組んだ。

営業時間は、2019年3月21日より、売場の出来栄え向上のために、基本の営業時間をマックスバリュ店舗は9時から22時、ザ・ビッグ店舗は9時から21時に変更した。

しかし、その後の店舗ごとの状況やお客からの意見・ご要望もあり、7月8日ザ・ビッグ氷上店(兵庫県丹波市)の変更(8時から21時)を皮切りに、店舗ごとに時間は異なるが、8月末時点でマックスバリュ44店、ザ・ビッグ9店を再度変更した。

新規出店では、前四半期にオープンしたマックスバリュ平岡店(兵庫県加古川市)、ザ・ビッグ境港店(鳥取県境港市)に加え、2019年6月1日にマックスバリュ海田店(広島県安芸郡)、6月8日にザ・ビッグ松山山越店(愛媛県松山市)をオープンした。

マックスバリュ海田店では、初の取組みとして、オープンキッチンで売場の果物を使ったフルーツタルト・生ジュースの販売、また店内で切り分けた「やわらかローストビーフ」の販売など、こだわりの商品を品ぞろえした。

ザ・ビッグ松山山越店では、「ザ・ビッグに行けば必要な商品が買える!毎日行きたくなるお店」を目指し、圧倒的な価格と品ぞろえをした。

マルナカは、MD改革では、売上総利益率の改善に向け、廃棄売変削減・値入率の改善・在庫回転日数の向上・デリカ改革・水産改革・健康へのこだわり・52週MDの7項目に継続して取り組んだ。

前期では住居余暇商品の荒利改善のみの成果だったが、今期は全社レベルで売上荒利率目標を達成、在庫回転日数も1日以上の改善が継続できた。

水産改革では、新店・改装店舗を中心に展開していた即食需要に対応する新規MD施策「おさかな工房」を3月度から全店に水平展開し、その結果、目標売上荒利率25%を達成した。

店舗開発では、前四半期に新規オープンした新鬼無店(香川県高松市)、改装は、南国店(高知県南国市)など3店に加え、土庄店(香川県小豆郡)など6店の改装を実施した。

山陽マルナカは、前四半期に改装した下中野店(岡山市北区)、可部店(広島市安佐北区)、中庄店(岡山県倉敷市)に加え、2019年7月11日に茶屋町店(岡山県倉敷市)の改装を実施した。

茶屋町店では、「地域の取引先、生産者も一緒に前へ進む」を店舗コンセプトとして、農産産直コーナーの移動と改廃、生菓子・漬物などの新規商品導入、冷凍食品・アイスコーナーの拡大などを行うとともに、他の改装店舗でも好評の「お魚屋さんのお寿司」を導入した。

マルカフェガーデンでは、タピオカドリンク、フレッシュジュース、スムージー、季節のソフトクリーム、新規商品のニトロコーヒーを導入した。

お客の要望に対応するため、2019年6月20日に芳田店(岡山市南区)を一旦閉店し、装いも新たに9月12日にリニューアルオープンした。

通期は、営業収益5540億円(101.5%増)、営業利益69億円(156.4%増)、経常利益71億円(136.7%増)、親会社に帰属する当期利益23億円(131.8%増)を見込んでいる

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